松本人志・週刊文春

昨年末、『週刊文春』のスクープ記事で始まった、一連のダウンタウン・松本人志による性加害疑惑報道。いわゆる「文春砲」は年明けも連発され、証言する女性は当初のA子さんからI子さんまで10人に及んでいる。

 
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■吉本興業の姿勢に変化も

疑惑報道の直後は、所属事務所の吉本興業も公式サイトにおいて「当該事実は一切なく」「名誉を毀損するもの」と記事を強く反論。松本も年明けに投稿した公式Xで「事実無根なので闘いまーす」と発信していた。

「裁判に集中するため」として芸能活動を休止した松本は、週刊文春を民事で告訴したことを所属事務所が報告。

しかしその2日後、「「当初の『当該事実は一切なく』との会社コメントが世間の誤解を招き、何を指しているのか不明確で混乱を招いたように思う」などの指摘を同社のガバナンス委員会から受けたことも明らかにしている。

一方の松本は、ファンだけでなく芸能界の一部からも期待されている記者会見は開かず、ただただ文春砲が連発されている状況。こうしたなか、世間はこの裁判の行方についてどのように見てみるのだろうか。

 

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■「松本優勢」は3割以下

Sirabee編集部が、2月1〜2日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「松本人志週刊文春の裁判」について調査したところ、「松本がかなり優勢だと思う」と答えた人は5.3%。

「松本がやや優勢」は23.8%で、松本有利と見ている人は3割に満たないことがわかった。最も多かった回答は、「文春がやや優勢」で46.4%。「文春がかなり優勢」と合わせると7割を超えている。

松本サイドの情報が少ないせいか、現在のところは文春の報道に信憑性を感じている人が多いと言えそうだ。

ダウンタウン・松本人志・週刊文春

 

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■女性のほうが松本支持か

今回の調査結果を男女別に見てみると、興味深い傾向が。「松本が優勢」と見ている人は、意外にも男性より女性のほうが多く、「かなり+やや」で30.9%。

多くの女性が被害を訴えている状況ではあるが、必ずしも同性が同情的というわけではなさそうだ。男性では28.3%が「かなり文春が優勢」と見ているのに対して、女性は7ポイント以上少ない20.9%にとどまっている。

ダウンタウン・松本人志・週刊文春

 

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■執筆者プロフィール

タカハシマコトニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社

「松本人志 vs 週刊文春」裁判の行方は… 「松本優勢」は3割以下も女性から意外な支持も