阿部慎之助監督の下でスタートした巨人の春季キャンプだが、Aクラス浮上、V奪還のカギを握る主砲の意気込みや、いかに。

 日本テレビ系野球中継の番組公式YouTubeチャンネル〈DRAMATIC BASEBALL2024〉に登場した岡本和真は自らの打撃について、次のように宣言している。

「打点が少なかったんで。ここ2年、少ないんで、打点はこだわって。チャンスもそうですし、そうじゃない場面でも点に繋がるようなバッティングをしたいなと思っています。100打点は最低、いきたいなと思ってます」

 昨シーズンはキャリアハイの41本で3回目の本塁打王タイトルを獲ったが、こだわるのはそこではなく打点なのである。

 岡本が100打点以上を記録したのは、プロ野球史上最年少で「3割・30本塁打・100打点」を達成した2018年の100打点と、2021年の113打点の2度だ。2022年は82打点、昨年は93打点と、3ケタには届かず。

 では、本塁打への思いはというと、

ホームラン数は30を目指して頑張りたいなと。自分の中では、30(本塁打)と100打点は毎年、達成したいなと思ってシーズンインしてるので、それを打てるように頑張りたいなと思います」

 岡本が意識しているのはタイトルでもなく、キャリアハイとなる本塁打数でもなく、昨シーズン6年連続で記録した30本塁打以上であった。

 今シーズン、7年連続となれば、巨人では王貞治(19年連続)、松井秀喜(7年連続)に続く3人目。長嶋茂雄終身名誉監督、原辰徳前監督も成し遂げられなかった偉業である。

 岡本はファンへのメッセージを求められると、次のように締めくくった。

「たくさんマウンドに行って、いっぱい声かけます。そしていっぱい打って、いっぱい勝ちます。応援よろしくお願いします」

(所ひで/ユーチューブライター)

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