田中圭主演、林遣都吉田鋼太郎らが出演するドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第6話が2月9日(金)に放送される。

【写真】吉田鋼太郎“黒澤”が悶絶する田中圭“春田”の袴姿

■“初代おっさんずラブ”の続編

おっさんずラブ」は、2016年に単発ドラマ、2018年に連続ドラマが放送され、2019年には映画化、さらに航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマも放送。

今回の「おっさんずラブ-リターンズ-」は2018年に放送された“初代おっさんずラブ”の続編で、新婚生活を送る“はるたん”こと春田創一(田中)&牧凌太(林)と、彼らの新居に乱入してくる“家政夫の武蔵さん”こと黒澤武蔵(吉田)が、新しい“愛のカタチ”を模索していく“爆笑胸きゅんホームドラマ”となっている。

■春田・牧・黒澤の“今”を描き出す

同作は、結婚したいのに全然モテない、33歳のポンコツ独身サラリーマン・春田が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤と、同居しているイケメンでドSな後輩・牧から告白されるという、新感覚の胸キュン純愛ラブストーリー。

連続ドラマの最終回では、黒澤のプロポーズを受けることにしたものの、結婚式当日、教会で愛を誓うその瞬間、ようやく“本当の気持ち”に気付く春田。「行け!」と黒澤に背中を押された春田は、号泣しながら牧の元に走り出し「俺と結婚してください!」と横断歩道越しに愛を叫ぶという愛の結末で終わった。

あれから5年。多様性が叫ばれるようになった現在では、男同士の恋愛という当時珍しいと受け取られた設定も、当たり前の時代に。しかし、おっさんずラブが真摯(しんし)に描き続けてきた、“人を好きになるとは…どういうこと?”というテーマは永遠。

初めて人を愛する気持ちを知った春田、春田の思いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧。5年経った今、コロナを乗り越えて、あの3人はどんな日々を送っているのか。同作では“3人の今”を描き出す。

■第6話では――

愛と涙と大乱闘の“新婚旅行”から数週間、春田(田中圭)と牧(林遣都)は、2月14日のバレンタインデーに行う結婚式の準備に追われていた。念願の結婚式を前にウキウキモードの春田だが、牧は仕事が多忙を極め毎日クタクタ。春田はふと、ひとり空回りしているような寂しさを覚え始める。

迎えたウェディングプランナーとの打ち合せ当日。約束の時間になっても現れない牧から、会議が長引いているので先に向かってほしいと連絡が届く。ため息をつきながら春田が歩き出すと、偶然にも家政夫の黒澤(吉田鋼太郎)が通りかかり、なんと打ち合わせに付き添ってくれることに。

後日、タキシードの試着日にも、牧は残業で遅刻し、「一生に一度の結婚式なのに…」としょんぼりする春田。仕事を応援したいという気持ちの一方で、結婚式に対する牧との温度差、はては日頃の価値観の違いまで実感し、徐々に春田はマリッジブルーになっていく。

そんな中、和泉(井浦新)に亡くなった恋人・秋斗(田中圭/二役)への思いから解放され、前を向いて生きてほしいと願う菊之助(三浦翔平)は、秋斗と瓜二つの春田に「秋斗になっていただきたい」と、謎のお願い事をする。

一方、菊之助の思いなど露知らず、上司である武川(眞島秀和)に「叶わぬ恋に白黒つけるために、バレンタインデーというイベントがある」と焚きつけられた和泉は、チョコレートを手に取る。

――という物語が描かれる。

■「もう推しが尊すぎてしんどい…」

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、タキシードの試着をする春田を「かわちぃ!!」と褒める黒澤からスタート。さらに和装姿を見て「もう推しが尊すぎてしんどい…」と悶絶する黒澤。

そんな春田は「牧の意見を聞いてんの!」と牧に不満をぶつける。わんだほうで「本当にやっていけんのかな…って不安になるし」とこぼすと、ちずからは「マリッジブルー」と指摘されてしまう。

一方、「姑だなんて、自分を誤魔化してる場合じゃないかもしれない」とバレンタインデーに向けたチョコを作る黒澤。菊之助は「和泉に自分の気持ちを伝えようと思います」と決意を固める。

「結婚式なんかしたら、もう簡単には戻れなくなりますけど、俺と結婚していいんですか?」と涙目で春田に伝える牧。最後には、春田の「牧と一緒に歩いていきたい」という言葉、白のタキシード姿でバージンロードを並んで歩く二人の姿が切り取られている。

「おっさんずラブ-リターンズ-」第6話より/(C)テレビ朝日