マーベル初の本格ミステリー・サスペンス映画『マダム・ウェブ』より、大島優子が主人公マダム・ウェブ役の日本語吹替版声優を務めることが発表。大島が実写映画の声優を務めるのは本作が初となる。併せて、大島のアフレコ風景とインタビューを収めた映像が解禁された。

【動画】マダム・ウェブ役で初の実写映画吹替に挑戦! 大島優子のアフレコ風景&インタビュー映像

 原作コミックでは、未来予知でスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれるマダム・ウェブ。本作はマダム・ウェブ誕生の物語であり、これまでのマーベルと一線を画す、壮大な本格ミステリー・サスペンス。

 ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブ(後のマダム・ウェブ)は、1人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。ある時、救命活動中に生死をさまよう大事故に巻き込まれてしまう。それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。

 自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、偶然にも出会った3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる…。男の目的はいったい? なぜしつこく少女たちを追うのか?

 やがて明らかになる、少女たちの“使命”とキャシーの能力の秘密。少女たちを守る先に、彼女が救うことになる“未来”の正体とは―?

 この度、大島優子が主人公マダム・ウェブ役の日本語吹替版声優を務めることが発表され、アフレコ風景とインタビューを収めた映像が解禁。

 インタビューで、マーベルファンだという大島は、本作のオファーを受けた当時を振り返り「飛び跳ねるように嬉しかったです!」とにっこり。過去にディズニーピクサー長編アニメーション『メリダとおそろしの森』で主人公メリダ役の日本語吹替版を務めた大島だが、実写映画の吹替は今回が初。「アニメーションの吹替はいくつかやらせていただきましたが、全然違いますね! アクションは楽しいです! 唸ったりとか声を張り上げたりとか。殴られる、殴る声とかは普段出さないので、楽しかったです」と収録の感想を語った。

 さらに、キャシーが横転した車の中にいるけが人を救助するシーンのアフレコ収録時、そのシチュエーションに合わせた声を出すため、スタジオブースの中で本編と一緒の動きを実際に自分でやってみたというエピソードも披露。「私は実際に動かないと声が違うって事も分からなかったので、わがままを言ってマイクの位置も変えさせていただきました」と明かした。

 昨年、プライベートでも第1子を出産した大島。「母親になって演技に影響は?」と聞かれると「自然と(意識した演技に)なってたかもしれないですね。やっぱり誰かを守らなきゃいけないってなったら、とっさに手が出たり、守ろうとすると思うので。(3人の少女たちを必死に守るキャシーの姿に)母親として、なにかを守らなきゃいけないっていう、とっさに自然に生まれるものっていうのはすごく共感できるなって思います」と、自身とキャシーに通じ合えるものがあったと語る。

 本作の魅力ポイントについては「どこでキャシーのヒーローとしてのポテンシャルが覚醒するんだろう? と映画を観ながらずーっと考えていたんですよ。なので、『ここでキター!』『なるほど! こういうことなんだ!』というタイミングで覚醒するので、そこはもう是非とも観ていただく方にも楽しんでいただきたいポイントですね」と熱弁。さらに「とにかく敵のエゼキエルが…怖い! 最初観た時に、この敵来たらほんとに絶叫しちゃう! っていうくらいに怖いです」と強調した。

 そして最後は「ぜひ吹替で、迫力あるスピーディーな展開を一緒に謎を解き明かすつもりで観ていただけたらなと思います。マーベル初の本格ミステリー・サスペンスで、先が読めない展開でハラハラドキドキします。マーベルの他の作品を観ていなくても誰しもが楽しめる映画になっています。是非映画館に足を運んでください!」とメッセージを贈った。

 また今回、本作の「日本語吹替版プレミア上映ナイト」を、2月21日TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催することが決定。当日は大島優子が登壇する予定。2月9日18時より、チケットぴあにて先行抽選販売の申込受付を開始する。

 映画『マダム・ウェブ』は、2月23日より全国公開。

映画『マダム・ウェブ』大島優子 (C)& TM 2024 MARVEL