HIPHOPアーティストのBAD HOPによる「BAD HOP 1000万1週間生活」の第5話が、ABEMA SPECIALチャンネルにて2月3日に放送された。

【写真】恩返しがしたいと、通っていた地元・神奈川県川崎市の保育園を訪問するYZERR、T-Pablow、Tiji Jojo、Barkの4人

本番組は、2月の東京ドームでのライブをもって解散するHIPHOPアーティストのBAD HOPに「1000万円を渡し、共同生活をさせたら、彼らはどのような1週間を過ごすのか?」というコンセプトのもと、放送作家の鈴木おさむが企画・演出を手がけ、大金を手に入れた彼らの様子に密着する。

メンバーはその1000万を使い、人生初の合コン、海外カジノ、スカイダイビングをはじめ、お世話になった地元・神奈川県川崎市への恩返しとして、通っていた保育園へ足を運んで子どもとふれあったり、ファンに向けた特別イベントを開催したりするなど、豪快にお金を使っていく。ハプニングあり、けんかあり……そんな予測不能の共同生活のなか、幼少期のエピソードやBAD HOP結成秘話、地元への熱い思い、迫りくる解散とその後への思いが、メンバー8名の口から語られる。

■第5話では

2月3日配信の第5話では、恩返しがしたいとYZERR、T-Pablow、Tiji Jojo、Barkの4人が、通っていた地元・神奈川県川崎市の保育園を訪問することになる。事前にメンバー全員で家電量販店を訪れ、園児たちへのプレゼントをメンバー自ら、約13万円分、購入する。

両手いっぱいのプレゼントを抱え、メンバーはいざ思い出の保育園へ訪れると、先生はもちろん、保育園に通う子どもたちも、あたたかくメンバーを迎える。そこに当時の園長先生や、Barkが「初恋の人」と明かした担任の先生らも、当時のお宝写真を持って登場し、なつかしい写真やエピソードの数々にメンバーも思わず目を細める。

最後には、園長先生の「ちょっとだけ歌ってもらうとかはむずかしいですか?」のひと言で、子どもたちの前で、自身の楽曲「Hood Gospel」を披露する。こうして彼らは、「通っていた保育園へ恩返ししたい」と番組開始前から掲げていた願望を、無事にかなえることができた。

■地元の中学生3人が

その後、夜道を歩いているメンバーは「週3くらいで集まって、ラップをやっている」という地元の中学生3人に出会う。するとYZERRの粋な計らいで、急ぎ地元の中学生とフリースタイルバトルが開幕することになる。勝負に挑んだのは、Tiji Jojo、Benjazzy、Vingoで、白熱の勝負を見せるも、地元の中学生3人がみごと勝利する。

また、YZERRは「がんばったら、自分のなりたいかたちになれると思うから、これからもがんばってください」と激励の言葉を送り、T-Pablowは「タダで遊びにこられるスタジオがあるんだけど、まだレコーディングしたことないでしょ? やってみよう、今度ね」とまさかの提案に、中学生は喜びを爆発させていた。

■母校の中学校で

そして、T-Pablow、YZERR、Tiji JojoYellow Pato、G-k.i.dは、母校の中学校を訪れる。しかし、当時、札つきの不良だったメンバーは、先生との衝突が絶えなかったことや、「学校でのいい思い出がひとつもない」と明かす。なかでもYZERR、G-k.i.dは、中学2年生の終わりに逮捕され、中学3年生のあいだは少年院で過ごしたため、教室に入ったことすらないという仰天エピソードを明かす。「この重い空気もきらいだわ」と口にするも、教室内に足を踏み入れるYZERRは、「本当に悪い奴らはラップをやれていないです」「僕は祖父母の影響が大きくて、自分の家にはいられないけど、ばあちゃんの家にはいられた」「そういう存在がいなかったやつは、みんなここにいない、飛んだり、刑務所へ行ったり……」「本当にひどい環境で育っている奴は立ち直ったりできないですから、みんながまともになれるほど、そういう環境は甘くない」「(不良に)あこがれたわけでもないので」と自身の生い立ちをふり返りつつ、ラップや不良に対する思いを語る。

そのYZERRに、本番組の企画・演出の鈴木が「YZERRが卒業証書をもらっていないということで、卒業証書を作ってきたんです」と告げ、13年越しの卒業証書授与式が行われる。鈴木から卒業証書を手渡されたYZERRは「飾ります、やっと中卒になりました」と喜びをかくしきれない様子で語っていた。

■最後に

最後になじみの居酒屋で食事を楽しんでいるメンバーに、鈴木が「すみません、失礼します」と告げ、T-Pablowにスマートフォンをさし出し、動画を再生する。そこにはなんと鈴木の妻、森三中の大島美幸の姿があり、事の発端は、第3話で、韓国でカジノに挑み、地元で開催するイベントの資金を獲得するはずが、大金を失ってしまったT-Pablowが、第4話にて、再度、韓国にわたり、リベンジすることを明かすも、カジノの資金が足りないと頭を抱えていた姿を見かねた鈴木が、自腹で100万円を貸す約束をしていた。

動画内では、鈴木が「T-Pablowさんに100万円を貸すことになった」と大島に打ち明けるところから始まる。この鈴木からの突然の報告に大島は驚き、「100万円だよ? 3月から無職だよ? ダメだ、その100万、大切だよ」と拒否する

その後も大島の反対に鈴木はひるむことなく「100万円を(カジノで)3,000万円にして帰ってくるって」「負けることは考えないって」と語ると、大島は「だいたい言うんだ、負ける奴がそういうこと」となお拒否する姿勢を貫こうとするも、最終的に「(T-Pablow)頼むよ」「最悪の場合は、うちの店でバイトしてもらって」「ちゃんこ屋でバイトしてもらおう、それはもう体を張って100万は返してもらおう」「信じないことには始まんないから」「100万円を3000万円にしてきてください、まじで頼みますよ」と大島はしぶしぶ首を縦にふる。

この動画を見たメンバーは思わず「これは背負っているわ」「重すぎる」と口々に語る。こうして鈴木から貴重な100万円を託されたT-Pablowは、いざ韓国に飛ぶ。前回の雪辱を果たし、大島から課せられた「カジノで100万円を3,000万円にする」といったミッションを達成し、イベント資金を獲得することができるのかを視聴することができる。

第5話が放送されたBAD HOPによる「BAD HOP 1000万1週間生活」/(C)AbemaTV,Inc.