ジェイク・ギレンホールが主演し、ガイ・リッチーが監督を務めた映画「コヴェナント 約束の救出」の冒頭映像が、このほど公開された。"衝撃の始まり"とも言えるような「緊迫の145秒」が体感できるはずだ。

【動画】「コヴェナント 約束の救出」本編冒頭映像

数々の痛快なアクション・エンターテインメントを世に送り出してきたリッチー監督。今なお続くアフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て、壮大な社会派ヒューマンドラマに初挑戦している。描かれるのは、2018年のアフガニスタンを舞台にした、アメリカ軍曹長のジョン・キンリーとアフガン人通訳アーメッドの絆。辛口批評サイト「Rotten Tomatoes」では98%支持(観客スコア/2024年2月5日時点)の高評価を受けるなど、観客から絶大な支持を得ている。

冒頭映像は、アフガニスタン紛争の背景を説明する字幕からスタート。バックミュージックイギリスの3人組バンド「アメリカ」の「名前のない馬」が使用されている。「アメリカ」は英国駐留の米軍兵士の息子たちが結成したバンドで、ベトナム戦争が泥沼化していた1972年のヒットソングだ。

字幕では"9.11同時多発テロ"への報復として、9万8000人もの米軍兵士がアフガニスタンに派遣されたことから、アフガニスタン紛争が始まったことが説明されている。そのとき米軍に協力した現地に住む5万人のアフガン人通訳は、協力の見返りとしてアメリカへの移住ビザが約束されていた。本作はそんな"約束"を巡る男たちの熱い絆を描いた作品だ。

説明字幕が終わると、米軍曹長ジョン・キンリー(ギレンホール)率いる部隊のメンバーが、ひとりずつ映し出されていく。キンリーはタリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いており、そのなかで怪しげなトラックを見つける。現地のアフガン人通訳を介し、車内を検査しようとするが、運転手はそれに応じず逃げてしまう。運転手の怪しい行動から危険を察知したキンリーだったが、そのとき突然トラックが爆発。いつ何が起こるか分からない当時のアフガニスタンの緊迫した状況が垣間見える内容となっており、この衝撃的な事件の後、キンリーの部隊に新たな通訳としてアーメッド(ダール・サリム)が配属されたことで、物語が動き出していく。

「コヴェナント 約束の救出」は、2月23日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。

ジェイク・ギレンホールが主演し、ガイ・リッチーが監督を務めた映画「コヴェナント 約束の救出」 (C)2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED