2002年の公開時に香港で興行成績年間第1位を獲得した映画「インファナル・アフェア」全3部作(吹替版)を、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)の放送枠「よる8銀座シネマ」にて、2月14日(水)夜8時より3夜連続放送することが決まった。

【写真】目の前で銃を突きつけられる…「インファナル・アフェア」の緊迫感あふれるシーン

ハリウッドでもリメイクされるほどの人気作

インファナル・アフェア」では、2023年の第48回トロント国際映画祭で特別貢献賞を受賞したアンディ・ラウと、同年の第80回ヴェネチア国際映画祭で生涯功労金獅子賞に輝いたトニー・レオンが、それぞれ“警察に潜入したマフィア”と“マフィアに潜入した警察官”を熱演。ともに自身の境遇に葛藤を抱え、命の危険にさらされながら、十年の時を経て迎えた対決を緊迫感溢れるタッチで描いた第1作は、アジアのみならず世界に鮮烈な印象を残し、ハリウッドでもリメイクされた。

そして、香港返還に揺れる当時の社会を背景に、二人の秘められた過去に迫った第2作「インファナル・アフェア II 無間序曲」、彼らの壮絶な闘いを締めくくる第3作「インファナル・アフェア III 終極無間」と続く本シリーズ。日本公開20周年を迎えた2023年には、4K版が劇場で上映されるなど、今なお色褪せない傑作シリーズとなっている。

■運命を入れ替えられた二人の男が対峙する

2月14日(水)夜8時からは、「インファナル・アフェア」を放送。マフィアに潜入するヤン(トニー・レオン)から“大きな麻薬取引が行われる”という情報を受けた警察は、覚せい剤勢力の一斉検挙を目論んでいた。緊張感みなぎる中、取引現場の追跡が展開していたが、警察に潜入するラウ(アンディ・ラウ)から、その機密情報がマフィア側に流れてしまい、検挙も取引も失敗に終わる。そこで双方の“内通者”の存在が明らかになり、裏切り者探しに乗り出す警察とマフィア。そして、ついに二人は対峙することとなる――。

2月15日(木)夜8時からは、「インファナル・アフェア II 無間序曲」を放送。1991年、香港マフィアの大ボス・クワンが暗殺される事件が発生。だが、配下のボスの一人、サム(エリック・ツァン)だけは違反を目論む4人のボスたちをよそに唯一静観を続ける。実はこの暗殺は、サムの出世を願う妻のマリーが、手下のラウ(エディソン・チャン)へ命じたものだったのだ。そんなラウは、やがてサムによって警察学校へ送り込まれる。一方、組織犯罪課のウォン警部は、クワンの私生児であることが発覚して警察学校を退学処分になったヤンを組織へ潜入させることに。そして香港返還の年がやってきて――。

2月16日(金)夜8時からは、シリーズ最終章となる「インファナル・アフェア III 終極無間」を放送。警官として生きる道を選んだラウ(アンディ・ラウ)は、警察内に残る潜入マフィアたちを始末するため、眠れぬ日々を送っていた。そしてエリート警官・ヨン(レオン・ライ)が、大物密輸商人のシェンと接触していたことを知ったラウは、ヨンをもう一人の潜入マフィアと確信し、身辺を調べ始める。在りし日のヤン(トニー・レオン)の姿に自分を重ね、運命を変えるための最後の闘いに向かうラウ。しかしその背後には、真相を知る者の気配が忍び寄っていた――。

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