ジェイク・ギレンホールが主演するガイ・リッチー監督最新作『コヴェナント/約束の救出』より、緊迫の冒頭映像(145秒)が解禁された。

【動画】名匠ガイ・リッチーが初めて手掛ける、壮大な社会派ヒューマンドラマ 『コヴェナント/約束の救出』冒頭映像

 本作は、アメリカ軍兵士とアフガン人通訳、国境を越えた2人の固い絆を描いた社会派ヒューマンドラマ。辛口批評サイト「ロッテン・トマト」で98%支持(観客スコア/2月5日時点)の高評価を受けるなど、観客から絶大な支持を得ている注目作だ。

 主演は、『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞、『ナイトクローラー』でゴールデン・グローブ賞にそれぞれノミネートされたジェイク・ギレンホール。メガホンをとったのは、『ジェントルメン』や『オペレーション・フォーチュン』などで知られるイギリスの名匠ガイ・リッチー。

 今回到着した冒頭映像は、アフガニスタン紛争の背景を説明する字幕から始まる。バックミュージックは、イギリスの3人組バンド“アメリカ”の「名前のない馬」。“アメリカ”は英国駐留の米軍兵士の息子たちが結成したバンドで、「名前のない馬」はベトナム戦争が泥沼化していた1972年のヒットソングだ。

 字幕では9.11同時多発テロへの報復として、9万8000人もの米軍兵士がアフガニスタンに派遣されたことから、アフガニスタン紛争が始まったことが説明される。そして、そのとき米軍に協力した現地に住む5万人のアフガン人通訳は、協力の見返りとしてアメリカへの移住ビザが約束されていた。本作はそんな“約束”を巡る男たちの熱い絆を描いた作品だ。

 説明字幕が終わると、米軍曹長ジョン・キンリー(ギレンホール)率いる部隊のメンバーが、一人ずつ映し出されていく。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探すキンリーは、怪しげなトラックを発見。現地のアフガン人通訳を介し、車内を検査しようとするが、運転手はそれに応じず逃げてしまう。運転手の怪しい行動から危険を察知したキンリーだったが、突然トラックが爆発。いつ何が起こるか分からない当時のアフガニスタンの緊迫した状況が垣間見える冒頭映像となっている。

 この衝撃的な事件のあと、キンリーの部隊に新たな通訳としてアーメッド(ダール・サリム)が配属されたことで、物語は動き出していく―。

 映画『コヴェナント/約束の救出』は、2月23日より全国公開。

映画『コヴェナント/約束の救出』場面写真 (C)2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED