各局でアナウンサーの退社報道が相次ぐ中、テレビ東京の人気女子アナ松丸友紀アナ(42)が、今年6月をもって同局を退社することが報じられた。

 松丸アナは青山学院大学を卒業後、テレ東に入社。もともとは報道畑を志望していたが、入社2年目の05年10月に、のちに同局の看板バラエティとなる「ゴッドタン」がスタート。松丸アナは、番組MCに抜擢された。

「番組初期はおぎやはぎ劇団ひとりらが好き勝手に暴走し、台本通りの進行をしようとする松丸アナは空回り。どちらかというとそれで空気を悪くすることが多く、入社同期のADに『このままじゃ番組をクビになるよ』とまで言われたそうです。ですが続けていくうちに、松丸アナの隠れた〝天然キャラ〟が発覚。当時テレ東の社員だった佐久間宣行プロデューサー(48)は自身のYouTubeチャンネルで松丸と対談し、『天然とか、変わったところをイジるようになって、番組とうまくやるようになった』と語っています」(テレ東関係者)

 その後、番組に徐々になじんでくるとともに、他の女性アナウンサーの追随を許さない「バラエティ力」が開花していった、とテレビ誌ライターが語る。

「番組に必要とあらば『コマネチ』や『アイーン』などの一発ギャグも、恥ずかしがることもなく全力でやりきります。ものまね芸人・コロッケの持ちネタ『ロボット五木ひろし』を完コピしたこともありました。女子アナらしからぬお笑いにも全力投球の姿勢を佐久間Pも共演者も認め、番組に欠かせない存在になっていきました」

 ただし、局内のお笑い担当女子アナになったことで、こんな〝プチ不幸〟に見舞われたこともあったという。

「後輩2人と、女子アナが3人出演するレギュラー番組があったのですが、VTR振りやCM前に彼女たちに順番にカメラが寄って一言、というのが定番の演出になっていたんです。そこで後輩は、若手女子アナらしく可愛らしいポーズを作っていたのですが、年長の松丸だけは〝オチ担当〟とばかりに毎回全力の〝アイーン〟などを披露していたところ、改編期にプロデューサーから番組卒業を言い渡されてしまった(笑)」(前出・テレ東関係者)

 ほどほどに、ができない性格のようだ。私生活では14年1月に、競輪選手の新田康仁(49)と結婚。17年5月に第1子を出産しており、退社後は子育てと並行してフリーアナとして活動する意向であることもわかっている。前出・テレビ誌ライターが言う。

「『ゴッドタン』は特に業界内視聴率の高い番組として有名でした。業界のバラエティスタッフで、見ていない人はほとんどいないのではないでしょうか。佐久間P自身がそうであるように、退社後も『ゴッドタン』には出続けると思いますが、それ以上に他局のバラエティ番組からも引っ張りだこになることは確実だと思います」

 今度はやりすぎにご注意を。

アサジョ