株式会社徳間書店(本社:東京都品川区、代表取締役社長:小宮英行)は、戦後日本の復興を手助けするためにボランティアとして来日し、60年余り奉仕活動と日本人のルーツ探しに尽力したケン・ジョセフ・シニア氏とそれを受け継ぐケン・ジョセフジュニア氏による『隠された十字架の国・日本〈新装版〉~古代日本を作った渡来人と原始キリスト教』(https://www.tokuma.jp/book/b640742.html) を2024年2月2日(金)に発売いたしましたことをお知らせいたします。

◎1549年にザビエルが初めてキリスト教を日本に伝えたのではない!

 その1000年以上前に、古代基督教は日本に入ってきていた!

 シルクロードの起点、中近東のアッシリア人を先祖にもつ著者(ケン・ジョセフ・シニア)は、来日するとき、ある人から「君の先祖が5世紀頃、日本に基督教をもたらしてくらたのだ」と聞きます。

 日本の歴史に記されているのは、「1549年のザビエルによるキリスト教の伝来」。そこで自分自身と基督教、日本人のルーツ探しを息子(ケン・ジョセフジュニア)とともに生涯をかけて行いました。

 『古事記』『日本書記』には明確な記述はありません。しかし、全国各地で話を聞き、神社仏閣などの遺跡を訪ねると、そこに基督教の遺跡や影響の跡を見つけることができました。古代の奈良・京都の都市は、さまざまな渡来人が集まる国際都市だったということもわかりました。

 本書は、そんな古代基督教(景教)と古代日本のつながりを解き明かした1冊です。

・中国で発見された聖書を描いた石版レリーフは1世紀のもの

 本書の初版刊行後の2002年に、中国・杭州市の博物館にあった後漢時代の石版レリーフに、聖書の物語が描かれていることがわかりました。そのレリーフが作られたのは、西暦86年、なんとキリストが昇天してから100年足らずで、キリストの教えを伝える人たちがシルクロードを経由して中国に居住地を作っていたという証拠です。

 本書でも触れていますが、古代基督教徒たちは、当然、その先の日本へもやってきていたはずです!

◎日本社会や文化のあちこちに残る基督教の影響を明らかにした

 5世紀頃、日本にやってきた渡来人「秦氏一族」は約2万人の大集団。高度な技術と文化、基督教信仰を持ち込み、日本の歴史と文化に多大な影響を与えました。

聖徳太子の「十七条憲法

・光明皇后(聖武天皇の后)による病人や孤児を助ける「悲田院」

・京都の祇園祭や大文字火

・空海、親鸞も「景教」の経典を読み、その影響が残されています。

 その他、数多くのキリスト教の痕跡、影響を紹介しています。

……あなたの〔日本古代史〕の常識を覆し、好奇心を沸きたたせる力作です。


〔本書の内容(目次)〕





〔著者プロフィール〕

ケン・ジョセフ・シニア(Ken Joseph Sr.)

1951年に設立された日本とアジアのキリスト教史の研究に特化した景教研究所の創設者。元京都国際大学の客員教授。戦後日本の再建を支援するために1万人の若者を募ったダグラス・マッカーサー将軍の招きで1951年に来日。そこで妻のリラと出会い、彼らは62年間、日本で奉仕した。戦後初の日本人宣教師を海外に派遣し、日本語聖書の新訳の先駆者となった。日本の宣教と伝道の父と見なされており、「1世紀にキリスト教が日本へ伝わった」と最初に明らかにした。

ケン・ジョセフジュニア(Ken Joseph Jr.)

東京生まれ東京育ち。両親が始めた景教研究所、キリスト教歴史博物館、アガペ・ハウス、日本の緊急チーム、ジャパンヘルプラインなどの仕事を引き継ぎ、日本に「ボランティア」という言葉を紹介した。 NHKスペシャルの番組「アガペハウスの夏」は、当時最も視聴された番組となった。日本初の海外災害救援チームを創設、千葉大学放送大学で数十年教鞭をとり、現在は明治学院大学で教える。著名なコメンテーターでもあり、テレビ出演も多数。学校、企業、地方自治体での講演活動を行っている。永六輔氏との共著『だいじょうぶ日本』(全国学校図書館協議会選定図書)、『あがぺ・ボランティア論』『日本に生まれてよかった』など著書多数。

〔書誌情報〕


書名:隠された十字架の国・日本

   ~古代日本を作った渡来人と原始キリスト教

著者:ケン・ジョセフ Sr.

   ケン・ジョセフ Jr.

発売日:2024年2月2日(金)

定価:1980円(税込)

判型:四六判ソフトカバー

ページ数:352ページ

ISBN:978-4-19-865762-8

発行:徳間書店

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