アル・ヒラル所属ブラジル代表FWネイマールが古巣サントスのホームゲームに現れた。7日、ブラジルメディア『グローボ・エスポルチ』などが報じた。

 現在31歳のネイマールは2009年~2011年にサントスで公式戦142試合に出場し、73ゴール37アシストを挙げた。同クラブ退団後、バルセロナパリ・サンジェルマンPSG)を経て昨夏にアル・ヒラルへ加入したが、昨年10月に行われたFIFAワールドカップ2026南米予選・第4節ウルグアイ代表選で左ひざ前十字じん帯と半月板の断裂の大ケガを負い、復帰まで半年から8~10カ月かかる可能性もあると報じられた。

 そんなネイマールは現在ブラジルで復帰に向けた治療を行っており、サントスからの招待を受け、ホームでのサンパウロ州選手権第6節のコリンチャンス戦を訪問。ネイマールがスタジアムに姿を現すとサントスサポーターからネイマールに向け声援が送られた。

 試合はサントスが、名古屋グランパス川崎フロンターレプレーしたMFジョアン・シミッチが23分に決めたゴールを守り切り1-0で勝利。元鹿島アントラーズディエゴ・ピトゥカはキャプテンとして82分まで出場してチームに貢献し、試合後にはサントスの公式SNSで「この勝利をネイマールに捧げる」とコメントしていた。

 ネイマールは試合後の監督記者会見にも登場。同クラブを指揮するファビオ・カリーレ監督を激励していた。

 なお、カリーレ監督を巡っては、昨年末にV・ファーレン長崎と契約更新がなされ、サントスからカリーレ監督獲得の正式オファーや移籍金が届いていないのも関わらず、サントスカリーレ監督の監督就任を発表。長崎はサントスに対し誠実な対応を求めて友好的な解決を呼びかけていたものの、明確な回答はないことから、当事者間による解決は不可能と判断し、正式に国際サッカー連盟FIFA)へ申立てることを決定したと発表していた。

【動画】古巣帰還で声援を受けるネイマール、シミッチのゴール、試合後のピトゥカの喜び

古巣のサントスを訪問したネイマール(写真は2011年サントス所属時のもの)[写真]=Getty Images