子供や未成年にとって、一人での旅行は心細いものだろう。このたび航空会社の不手際で、アクシデントが発生していたことを、アメリカの『FOX』や『Yahoo!』が報じている。
■母親に会うはずが…
昨年の12月下旬、フロリダ州に住むローガン・ローズさん(16)は、年末年始を実母と過ごすためにタンパ国際空港に向かった。
父親のライアンさんに見送られ、混雑する空港にできた長蛇の列に並んだローガンさん。目的地はオハイオ州のクリーブランドで、初の一人旅だった。
緊張しながら飛行機に搭乗し、着陸すると「お母さんに会える」と胸を躍らせたものの、なんとそこは南米のプエルトリコだったのだ。
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■「どうしよう、助けて。怖い」
そのことに気が付くと、ローガンさんはすぐに「どうしよう、助けて。知らない場所で怖い」とライアンさんにメールを送った。
それを読んだライアンさんもまた、遠く離れた見知らぬ土地でパニックになっている息子を想像し、かなり動揺したという。
ローガンさんが利用したフロンティア航空のスタッフは、ただちにタンパ行きのフライトにローガンさんを乗せ、翌日にクリーブランドへ向かった。
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■スタッフの怠慢が原因か
ローガンさんは「搭乗する時に、スタッフはチケットをスキャンしていなかった」と話しており、ライアンさんは「もしスキャンしていたら、このようなことにはならなかったでしょう」とスタッフの怠慢を指摘している。
さらに、混乱の原因はゲート番号にもあったようだ。クリーブランド行きの便は、ローガンさんが搭乗したプエルトリコ行きの飛行機と、同じ搭乗ゲートから出発する次の便だったのだ。
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■「説明責任がほしい」と父親
ライアンさんが航空会社側の不手際を非難すると、同社はそれを否定。しかしミスが発覚したため謝罪をしたものの、それ以上の説明などは一切されなかった。
また同社は一家に200ドル(約2万8,000円)の旅行券を提供したが、ライアンさんは「私たちが感じた恐怖や不安は、それだけでは済まされない。きちんとした説明責任がほしいです」と訴えている。
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