クープ・ドゥ・フランスのラウンド16が2月6~8日に行われた。

最多14度の優勝を誇るパリ・サンジェルマン(PSG)は、スタッド・ブレストと対戦し、3-1で勝利した。

リーグ・アン首位と3位によるベスト8進出を懸けた一戦はホームのPSGがやや優勢に進めていくと、34分にはショートカウンターの形からボックス右でパスを受けたムバッペが強烈な右足のシュートをゴール左隅に突き刺して先制に成功。さらに、37分には左CKの二次攻撃からデンベレの左からのグラウンダークロスを攻め残っていたダニーロが右足ワンタッチで合せ、前半のうちに2点を挙げた。

迎えた後半はイーブンな展開のなか、65分にはムニエの強烈なヘディングシュートでブレストが1点を返したことで、一気に試合の緊迫感が増す。それでも、試合終了間際の92分にはムバッペの鮮やかなドリブル突破を起点に右サイドを完全に崩し、ゴンサロ・ラモスがトドメの3点目を奪って試合を決めた。

FW南野拓実を擁するモナコは3部に所属するFCルーアンと対戦し、PK戦の末に敗退となった。

南野が先発出場した一戦は冷たい雨が降りしきる中でスタート。その南野は開始4分にいきなりゴールネットを揺らしたが、ここは味方の戻りオフサイドを取られてゴールは認められず。

立ち上がり以降はボールの主導権を握るものの、アタッキングサードで苦戦するモナコ。それでも、35分にはバログンがボックス内でGKに倒されて得たPKを自ら決めて先制に成功する。だが、前半終了間際にはセットプレーからボックス内でうまく繋がれてバシンに同点ゴールを決められた。

1-1のイーブンで折り返した後半もイーブンの展開に持ち込まれると、60分過ぎには3枚替えを敢行。南野はやや消化不良の形でアクリウシュとの交代でピッチを後にした。

その後も粘るルーアン相手に攻撃が停滞するモナコは90分のうちに決着を付けることができず。ベスト8の行方はPK戦に委ねられることに。後攻となったPK戦ではGKマイェッキが4人目をストップし、5人目が決めれば勝利という状況だったが、これをバログンが相手GKに止められてサドンデス突入。すると、7人目のアクリウシュが止められてしまい、3部相手にまさかの敗退となった。

その他のカードではリーグ・アンの名門対決となったリヨンvsリールは、リーグ戦で不振に陥るリヨンが2-1で勝利。リーグ2位に位置するニースはモンペリエに4-1の快勝を収めた。また、4部のル・ピュイ・フットと2部のヴァランシエンヌがベスト8進出を決めている。

◆クープ・ドゥ・フランス ラウンド16結果

▽2/6
ソショー(3) 1-6 スタッド・レンヌ

▽2/7
リヨン 2-1 リール
モンペリエ 1-4 ニース
ストラスブール 3-1 ル・アーヴル
サンプリースト(5) 1-2 ヴァランシエンヌ(2)
ル・ピュイ・フット(4) 2-1 スタッド・ラヴァル(2)
パリ・サンジェルマン 3-1 スタッド・ブレスト

▽2/8
FCルーアン(3) 1-1(PK:6:5) モナコ

※()内は所属カテゴリー

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