飛び切りの注目度は、目の肥えた米記者も驚くほどだ。
現地時間2月8日、ドジャースのメンバーが春季キャンプのために、米アリゾナ州グレンデールにある球団施設に続々と入った。今オフに揃って巨額契約を締結した大谷翔平と山本由伸も揃って、現地時間10日のキャンプインに向けて姿を見せている。
ひとりは10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を締結した二刀流戦士。もう片方もメジャーリーグで投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約465億円)の契約を掴んだルーキーとあって、両日本人選手に対する注目度は国内外で凄まじいものとなっている。
それを物語るSNSの投稿が話題となっている。ロサンゼルスの日刊紙『LA Times』の名物記者であるディラン・ヘルナンデス氏は、8日の早朝にグレンデールにある球団施設に集まった日本メディアの様子を自身のX(旧ツイッター)で公開している。
日々ドジャースに関する情報を発信しているヘルナンデス記者は、あえて日本語で「日本大好きだけど、アメリカで生まれて良かったよ、マジで」と記し、大谷と山本の登場を待つ大勢の日本人カメラマンたちの写真を公開。さらに日本人記者から訊いた話を伝えている。
「ドジャースのキャンプだ。ここには約40人の日本人記者がいて、彼らは午前6時からいる。カーショーとヤマモトが施設に入るのを目撃したが、それ以外は『何も起こっていない』という。それでも、そのうちの一人は『今はトイレにも行けないんだ』と言った」
もちろん、大谷や山本だけでなく大物選手が集うドジャースだけに、その関心度の高さは球界随一だ。ゆえに日本や米国だけでなく、中南米、韓国、台湾メディアなどからも選手たちの一挙手一投足に熱視線が向けられており、この日は現場に記者用の作業スペースが特設で設けられるなど、異例の様相を見せているようだ。
史上空前の「大谷フィーバー」。その熱量は、ファンがごった返すであろう10日のキャンプイン以降でさらなる高まりを見せるに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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