レイ・フロンティア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:田村建士 以下、レイ・フロンティア)は、2024年2月1日に開業した観光施設「豊洲 千客万来」のオープン直後における来場者の人流データを収集し、分析しました。以下のまとめをご参照ください。

※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。

Rei Frontier Tech Bloghttps://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2024/02/09/103837

  • 1.豊洲の新しい観光名所「豊洲 千客万来」

2024年2月1日(木)10時に開業した豊洲 千客万来。

当初は2018年の豊洲市場開場と同時に開業する予定でしたが、事業者の撤退や新型コロナウイルス感染拡大などの理由で延期され、約5年遅れの開業となりました。

豊洲 千客万来は豊洲市場本体施設と連携し、豊洲ならではの活気や賑わいを生み出すことで豊洲エリアの活性化が期待されています。

新鮮な食材での食事を味わえるほか、温浴施設で癒されるひと時を過ごすことができます。

  • 2.調査元データ

データは弊社アプリ「SilentLog」から匿名化されたものであり、推定情報に基づいています。

※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます

<データ概要>

【調査対象期間】

2024/1/1 − 1/7

2024/1/8 − 1/14

2024/1/15 − 1/21

2024/1/22 − 1/28

2024/1/29 − 2/4

※2024年1月1週目から開業週の月曜から日曜まで

【調査対象エリア】

豊洲 千客万来周辺(マップ範囲内に行動データがあるユーザー)

【来訪者数】

2024/1/1 − 1/7(1月1週目)の来訪者数を100とした時の比率

【推定年齢】

弊社アプリSilentLogより収集したデータに当社独自の機械学習推定処理を利用

【推定居住地】

弊社アプリSilentLogより収集したデータに当社独自の機械学習推定処理を利用

【結果まとめ】

・開業前と比較して開業週は千客万来周辺に立ち寄る来場者数が増加。

・幅広い年代と、関東だけでなく遠方からの来場者も見られた。

・連日メディアでの特集もあり、開業前から期待や関心を抱いている来場者が立ち寄っていたと推測される。

  • 3.豊洲 千客万来の開業前後の差異

弊社で取集したデータはAI(機械学習)を用いて各種移動方法を自動で判別して記録しております。この技術はスマートフォンのGPSとセンサーから元となるデータを細かく取得しているので、どういった手段で移動しているか、移動距離や速度、経路をもとにユーザーの行動種別を推測するものです。

マップ上のオレンジの点は「車」、緑の点は「徒歩」、白い点は「滞在」を示しています。

1月14日までは施設周りに点がありますが、施設内の点はほとんど見られません。

しかし、15日の週から施設内にも徒歩をはじめとした行動データが見られました。

恐らくこちらは開業に向け、スタッフや関係者が出入りしているものと推測します。

そして、29日の週は開業週であり、プレオープンがありました。

ユーザーの滞在や徒歩が他の週と比較して圧倒的です。

1月1週目の来場者数を100とした場合、それぞれの週における来場者数を比較しました。

開業前週と比較すると約3倍近くの人が豊洲 千客万来周辺に立ち寄っています。

  • 4.来場者の推定年齢

弊社は位置情報データを匿名化した形で収集し、推定情報に基づいて分析を行っています。

それぞれの週を来場者の年代別でデータを見ていきましょう。

開業週は前週と比較して、幅広い年代の来場者が増加しています。開業前からメディアでの露出や豊洲エリアの新しい観光施設としての期待が高まり、豊洲 千客万来周辺に幅広い層の人々が訪れたと推測されます。

  • 5.来場者の推定居住地

弊社は位置情報データを匿名化した形で収集し、推定情報に基づいて分析を行っています。

1月1週目と開業週である29日の週を比較してみましょう。

開業週では、関東だけでなく遠方からの来場者も確認されました。これは豊洲 千客万来が広範囲なエリアから集客できる観光施設として注目されていることが期待されます。

  • 6.結論と今後の展望

新型コロナウイルス感染拡大や事業者の撤退などの理由で延期され、約5年遅れの開業となった豊洲 千客万来。開業初期のデータを見ると、豊洲 千客万来は幅広い年代や遠方からの観光客を呼び込める新しい観光施設だと期待できますね。

新しい観光施設開業前後の来場者数の変化や属性を分析することで、企業誘致や新しい施設の効果測定など様々な施策に活用することができます。

今後も位置情報データを活用し、各種施設の利用傾向や地域の特性を探ることで、より効果的な施策やサービスの提供に貢献していきます。レイ・フロンティアは、最新の技術を駆使し、地域社会と連携しながら、より良い未来の構築に取り組んでまいります。

■レイ・フロンティア株式会社

「現実と仮想をつなぐ世界一のサービスを創る」をミッションとして、2008年に事業を開始し、現在は人工知能による位置情報分析プラットフォーム事業、行動分析支援、アプリ開発、新規サービス開発、実証実験支援の提供(OEM提供も含む)も手掛けております。

所在地:東京都台東区台東2-26-8 KSビル 3階 

代 表 者:代表取締役 田村建士

設立:2008年

事業内容:

人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営

1. スマートフォンアプリ向け 移動分析特化型のSDKの提供(データ分析、情報配信)

2. 移動データの分析ツールの提供(ペルソナ分析、移動情報の可視化)

3. クライアント向けスマートフォンアプリケーション企画・開発・運用

4. 自社アプリケーションの開発運営(SilentLog)

5. スマートフォンアプリおよびシステム導入に関わるコンサルティング事業

URL:https://www.rei-frontier.jp

配信元企業:レイ・フロンティア株式会社

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