デンゼル・ワシントンスパイク・リーが、5度目となるタッグを組み、黒澤明監督の『天国と地獄』をリメイクする。注目のスタジオA24が製作とアメリカでの配給を担当、Appleが共同で出資し、世界配給を手掛ける。

【写真】黒沢明監督「天国と地獄」ポスター

 Varietyによると、三船敏郎や仲代達矢が出演し、1963年に公開された『天国と地獄』を新たに解釈し直し、英語作品として作られるそうだ。同作は、黒澤明がエド・マクベインの小説『キングの身代金』に触発されて撮影したものとして知られる。

 リーは監督を務めるほか、アランフォックスとともに脚本を執筆。また自身の制作会社40 Acres And A Mule Filmworksを通じて製作総指揮としても携わる。プロデュースを手掛けるのはトッド・ブラックとジェイソンマイケル・バーマン。撮影は今年3月開始を予定しているそうだ。

 リーとワシントンはこれまで、『モ'・ベター・ブルース』と『マルコムX』、『ラストゲーム』、『インサイド・マン』でタッグを組んでおり、これが5度目のコラボレーションとなる。ワシントンはブラックともコラボしており、『フェンス』、『マ・レイニーのブラックボトム』、『イコライザー』シリーズに続く作品となる。

デンゼル・ワシントン (C)AFLO