ミランが、アーセナルに所属しているポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルに関心を示しているようだ。8日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在23歳のキヴィオルは若くしてベルギーに渡り、アンデルレヒトの下部組織で育った。その後はポドブレソヴァ、MSKジリナとフォルトゥナ・リーガスロヴァキア1部リーグ)でプレーし、2021年夏にスペツィアへと完全移籍にて加入。FIFAワールドカップカタール2022ではポーランド代表の一員として全4試合に出場し、2023年1月にアーセナルに完全移籍を果たした。

 今シーズンはここまでプレミアリーグでの先発出場は4試合にとどまっているものの、公式戦18試合に出場しているキヴィオル。アーセナルとは1年の延長オプション付きとなる2027年6月30日までの契約を締結しているものの、他クラブから関心が寄せられているようだ。

 報道によると、今冬の移籍市場でも関心が寄せられていたキヴィオルだが、守備陣が手薄だったため、アーセナルが売却を拒否していた。それでも、再びミランをはじめとしたセリエAの複数チームから今夏の獲得を打診されることが予想されているという。

 なお、アーセナルとしては守備陣の補強として、キヴィオルと同じく左サイドバックやセンターバックでプレーするアヤックス17歳オランダ代表DFヨレル・ハトに関心を示している模様で、同選手が獲得できた場合にはキヴィオルを放出する可能性も指摘されている。

 今シーズン終了後に新たなアプローチがキヴィオルに来ることをアーセナルは期待しているとも報じられているが、果たして加入からわずか1年半で同選手は移籍することになるのだろうか。

アーセナルでプレーしているキヴィオル [写真]=Getty Images