『インセプション』や『TENET テネット』、『オッペンハイマー』を手掛け、観る者を圧倒させてきたクリストファー・ノーラン監督が、人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズへの愛を語った。

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 この度ノーラン監督がトーク番組『The Late Show』に出演。ホストのスティーヴン・コルベアから、「皆さん驚くと思うけど、“後ろめたい密かな楽しみ”に『ワイルド・スピード』シリーズ鑑賞があるとか…」と話を振られ、「『ワイルド・スピード』シリーズのファンであることに、後ろめたさなんてありません。壮大なアクションシリーズです」と返した。

 そして、シリーズを一度も観たことがないというコルベアに対し、「一本も観ていないんですか?僕はいつも観ています。大好きです。一度も観たことがないなんて驚きです。シリーズはファイナルに向けて残り少しで、神話が出来上がるところですよ」と述べ、自身が一番最初に観た『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を勧めた。

 Varietyによると、ノーラン監督は以前ポッドキャスト『Happy Sad Confused』に出演した際、『ワイルド・スピード』シリーズへの愛を公表。ジャスティン・リン監督の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』に心動かされたといい、「シリーズがよりクレイジーに、より大きくなり、別の何かになった。楽しい何かだ」と明かしていたそうだ。

 ヴィン・ディーゼルが製作・主演を務める『ワイルド・スピード』シリーズは、2001年に第1弾が公開されて以来スケールを拡大し、ヴィン演じるドミニク・トレットらキャラクターも、窃盗稼業の地元の悪党から、世界、そして宇宙までも股にかける正義のヒーローに成長。ビッグネームをゲストに迎えてきた。昨年5月に第10弾『ワイルド・スピードファイヤーブースト』が公開され、次回作の第11弾を2部作としてフィナーレとなることが発表されているが、3部作に拡大し、第12弾も製作される可能性が浮上している。

クリストファー・ノーラン (C)AFLO