日本弁護士連合会の次期会長選挙が2月9日、投開票された。仮集計の結果、渕上玲子氏(東京弁護士会・35期)が及川智志氏(千葉県弁護士会・51期)を破り、当選を確実にした。女性が会長になるのは、1949年の発足以来初めて。任期は2024年4月1日から2026年3月31日までとなる。投票率は33.23%で、仮集計段階では過去最低だった。

渕上氏は1977年一橋大学法学部を卒業し、1983年に弁護士登録した。2017年度に日弁連副会長、2020〜2021年度の荒中会長時代に日弁連事務総長を務めた。東京弁護士会会長時代には、男女共同参画を掲げ、一時保育サービスなどの実現に尽力した。

日弁連の仮開票結果によると投票率は33.23%。候補者2人の得票は以下の通りで、渕上氏は52ある弁護士会のうち45単位会でトップだった(届け出順、敬称略)。最終的な結果は2月20日に確定する。

・渕上玲子 1万1110票
・及川智志 3905票

日弁連「新会長」に初の女性 渕上玲子弁護士が当確