9日から全国公開の映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』から本編映像が公開。映像には、ホラーゲームを映画化した本作の鍵となる“怖カワ”マスコットたちが、ノリノリで踊り出すという不穏なショータイムが映し出されている。

【写真】“怖カワ”マスコットたちノリノリすぎる “不穏な”本編映像

 全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームを映画化した本作は、かつて機械仕掛けのマスコットたちが人気を博したレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」を舞台にしたサスペンス・ホラー。80年代に子どもたちが謎の失踪を遂げ、現在は廃墟と化した同レストランの夜間警備を主人公のマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)が引き受けることになるのだが、この仕事が一筋縄ではいかないことに徐々に気付いていく。

 今回公開された映像は、「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」のある区域の巡回を以前から担当している警察官ヴァネッサエリザベス・レイル)が、マスコットたちが踊るステージを慣れた手つきで起動させるシーンから始まる。

 ヴァネッサの「覚悟はいい?」との合図に怪訝な表情を浮かべるマイクがステージの方を向くと、 幕が開き、スポットライトが輝きはじめ、ショータイムがスタート。年季の入った怖カワマスコットたちが軽快なリズムに乗って踊り出す。

 クマのフレディマイク片手に歌い出し、うさぎのボニーとひよこのチカ、Mr.カップケーキ、フォクシーたちはノリノリでライブを披露する姿を見て、マイクは困惑気味。そこにヴァネッサが彼らのリズムに合わせて「踊らない?」と提案するもその直後、老朽化しているが故か、マスコットたちが故障をおこしてあえなくステージは終了してしまうのであった。

 「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」と古くから関わりをもつことがうかがえるヴァネッサは、この謎に満ちた廃レストランの夜勤を任された主人公マイクに親身に接しつつも、マスコットたちの“秘密”についても何か事情を知っていそうな様子。果たして彼女の正体とは? 深まる謎とともに怖カワマスコットたちのユニークな挙動に映画の世界観へ期待が高まる映像となっている。

 謎多き警察官ヴァネッサ役を演じたエリザベスについて監督のエマ・タミは「ヴァネッサは色々な意味でものすごく複雑なキャラクターで警察官だけど、密かにある思惑を抱いている。エリザベスヴァネッサという役に信ぴょう性を持たせてくれた。パロディー的な存在にするのではなく、役に奥行きと共感性をもたらしてくれた。彼女は強い人間だけど、弱さやもろさも持ち合わせている。難しい役だけど、エリザベスは見事に演じてくれた」と賛辞を贈る。

 また、ゲーム原作者スコット・カーソンもエリザベスの演技に感嘆したようで、「ヴァネッサは一見強そうに見えて、内側では苦痛や葛藤を多く抱えている。そんな複雑な人物をエリザベス・レイルは真実味あふれる演技で表現してくれた。素晴らしい俳優だよ。撮影中、彼女の演技を見ながら何度もエマにメールを送ったよ。『分かっていると思うけど、ヴァネッサ役に彼女を選んだのは僕だよ』ってね」とアツいコメントを語った。

 映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は全国公開中。

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