リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーサウジアラビア移籍の可能性が浮上しているようだ。8日、大手スポーツメディア『ESPN』が報じている。

 現在31歳のサラーは、チェルシーローマなどを経て、2017年夏にリヴァプールに完全移籍し、ここまで公式戦通算332試合の出場で204ゴール88アシストを記録。今季もここまで公式戦27試合の出場で18ゴール9アシストを記録しており、チームの中心選手として活躍を続けている。

 今回の報道によると、そんなサラーに、昨夏に続き今夏もサウジ・プロフェッショナルリーグSPL)に所属するアル・イテハドが関心を寄せているようだ。アル・イテハドは昨夏、サラーに対して“巨額”の年俸を用意していた他、リヴァプールに対しては1億7000万ユーロ(約273億円)という破格の移籍金を提示。しかし、リヴァプールにこのオファーを拒否され、サラー獲得とはならなかった。

 しかし、同メディアによると、アル・イテハドは今夏の移籍市場でもサラーの獲得に動く可能性が高いようだ。同メディアは、サラーリヴァプールの現行契約が今夏で残り1年となることから、リヴァプールが移籍金を受け取ることが出来る最後のチャンスと伝えており、売却の可能性を指摘。アル・イテハドがリヴァプールとの交渉においてアドバンテージを得られるとの見方を示している。

 果たして、リヴァプールサラーを手放すことはあるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

サウジ移籍の可能性が浮上しているサラー [写真]=Getty Images