5年生存率が最も低い「すい臓がん」。近年、研究や治療法が進み、ロングサバイバーの方も増えています。本セミナーでは、病気と向かい合う中で出る疑問や質問にお答えし、治療の最新情報を解説します。「すい臓がんの外科療法」「化学療法」「緩和療法(痛みのコントロール)」「食事のとり方」「自宅での看護」「ゲノム医療」とともに、「すい臓がんの早期発見」の7つのトピックについて解説する充実のプログラムです。東海大学 医学部 消化器外科 とNPO法人パンキャンジャパンとの共催。千代田区、港区、日本医師会、日本看護協会などの後援で開催いたします。

●難治性がんの筆頭の「膵臓(すいぞう)がん」だが、年々治療法が進歩している

「早期発見が難しい」、「治療の効果が得られにくい」、「転移・再発しやすい」などの性質があるために、診断や治療が特に難しいがんのことを難治性がんといいます(がん情報サービスの解説より)。

難治性がんの筆頭にあがるのが 膵臓(すいぞう)がんですが、医療者や研究者の努力により、長く1ケタ台だった5年生存率が 12%となり、新しいステージに入りつつあります。

標準療法として使える抗がん剤も増え、術前補助療法(手術前に行う化学療法)や術後補助療法(手術の後の化学療法)の工夫によって、これまで手術ができない段階の膵臓がんも、(様々な条件をクリアした場合)手術が可能になる場合も出てくるなど、生存率の上昇に寄与しています。本セミナーでは、「講演3 膵がんの外科治療と術前・術後補助療法」で東海大学 医学部 消化器外科の中郡聡夫先生に解説いただきます。

(参考:日本膵臓学会HP「膵癌診療ガイドライン2022」 

    http://www.suizou.org/pdf/pancreatic_cancer_cpg-2022.pdf

●いかに早くがんを見つけられるかー全国に広がる「膵臓がん早期発見」の動き

膵臓がんが難治性がんと言われる理由の中には「早期発見が難しい」「見つかったときに既に転移している」などがあります。がんが1cm以下で見つかった場合の5年生存率は80%を超えるといわれており、いかに早く、がんが小さい段階で見つけられるかがとても重要です。

現在、全国で進む 膵臓がん早期発見プロジェクトのモデルになっているのが、全国で最も早い2007年から広島県尾道市で始まった「尾道方式」です。これは、尾道市の病診連携システムを用いて、中核病院と連携施設、開業医、医師会などが協力して、膵臓の異常所見があった場合には中核病院に紹介し、より詳細は画像診断を行うことを基本コンセプトとするものです。本セミナーでは、尾道方式の推進者であるJA尾道総合病院の花田敬士先生をお招きして、「講演1 小さな膵がんを見つけるには?」で、早期発見について解説いただきます。

(参考:JA尾道総合病院HP「膵がんプロジェクト」 

    https://onomichi-gh.jp/cancer_med/pancreatic_cancer/

●日々の生活に生かせるトピック―「化学療法と副作用」「治療中の自宅での看護」「緩和ケア」「食事のとり方」

病気と向き合う中で、とても重要なのが、日々の生活の中でQOL(生活の質)を保つことです。

抗がん剤治療中には副作用が出る場合が多くあります。人により副作用の出かたが異なりますが、副作用が出た場合にとれる対策については、「講演4 膵がんに対する化学療法の副作用とその対策」で東海大学 医学部 消化器内科の川西 彩先生に、痛みが出た場合のコントロールと痛みの抑え方についてを、「講演6 膵がんの痛みを抑える緩和ケア」で東海大学 医学部 緩和ケア科の津田万里先生に解説いただきます。

食べ物の消化と吸収に関わる消化器では、食事ができなくなったり、体重減少で痩せてくることが多くあります。いかに上手に食事をとり、体重を保てるかがポイントになりますが、これについては東海大学医学部付属病院 栄養科の山本志保先生に解説いただきます。

また、日々の生活で非常に重要な、膵臓がんの治療中での自宅の看護についても、このセミナーではトピックとして取り上げています。病気の患者さんがいる患者家族のかたには、知っておきたいことがたくさんあるかと思います。これらについて「講演5 膵がんの治療中の自宅での看護とケアの注意点」で東海大学医学部付属病院の高水杏子先生に解説いただきます。

●解明が進む 膵臓がんのゲノム治療ー遺伝子変異と治療法について

膵臓がんの9割の方にみられるRAS(ラス)遺伝子変異。その1つの種類であるKRAS(ケーラス)遺伝子変異をはじめ、さまざまな遺伝子変異の解明が急ピッチで進んでいます。今回のセミナーでは、ゲノム医療のトップランナーである東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センターの柴田龍弘先生に、「講演2 膵がんのゲノム医療」について、その最前線をご解説いただきます。

(参考:パンキャンジャパンHP「【期待されるサイエンス】膵臓がんのKRAS遺伝子変異について知っておくべき5つのこと」 https://x.gd/kmL1A

膵臓がんに関する必要な情報が解説される

膵臓がん医療セミナー 

パープル市民セミナー東京2024」は

2/18(日)13時より開催。

どなたでもご参加可能

(事前のお申込みが必要です)

*詳細は下記をご参照ください。

●SNSでの本イベント紹介

・パンキャン 公式facebook https://x.gd/ynY8Q

●参加申込はこちらへ

https://ws.formzu.net/fgen/S28612273/

(参加無料)

本イベントは、東海大学 医学部NPO法人パンキャンジャパンの主催、千代田区、港区、日本医師会、日本看護協会、日本薬剤師会、東京都医師会の後援(予定)で、エビデンスに基づく信頼性の高い情報を提供いたします。

●プログラム

講演 1.「小さな膵がんを見つけるには?」

  JA尾道総合病院 消化器内科 部長/副院長 花田敬士 先生  [https://x.gd/ZxEKr]

講演 2.「膵がんのゲノム医療」

  東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 教授 柴田龍弘 先生  [https://x.gd/89drt]

講演 3.「膵がんの外科治療と術前・術後補助療法」

  東海大学 消化器外科 教授 中郡聡夫 先生  [https://x.gd/k47KK]

講演 4.「膵がんに対する化学療法の副作用とその対策」

  東海大学 消化器内科 講師 川西彩 先生   [https://x.gd/hVFbB]

講演 5.「膵がん治療中の自宅での看護とケアの注意点」

  東海大学医学部附属病院 11B病棟 看護師 高水杏子 先生  [https://x.gd/g7jbI]

講演 6.「膵がんの痛みを抑える緩和ケア」

  東海大学 緩和ケア科 准教授 津田万里 先生  [https://x.gd/sgg9O]

講演 7.「膵がん治療中の食事の摂り方」

  東海大学医学部附属病院 栄養科/栄養士 山本志保 先生

■「パープル市民セミナー東京2024 ~早期発見と膵がん克服を目指して~」

・日時 2024年2月18日(日) 開演13時

・共催 東海大学医学部 消化器外科、NPO法人パンキャンジャパン

・形式 ZOOMによるオンラインセミナー  *ご自宅のPC、携帯よりご参加いただけます

●お申込みはこちらから

 ↓  ↓  ↓ 

 https://ws.formzu.net/fgen/S28612273/

●本イベントのちらしデータ

・表面 https://x.gd/ff1qL

【コラム】

がんを表す「キャンサーリボン」

がんという病気について人々の認識を広めたり、がん患者さんへの支援の意思を示すために、身に着けるリボンの輪がキャンサーリボン(がんのリボン)です。1970年代にはじまり、1990年代エイズの啓発で大きく発展しました。

パープルリボン (膵臓がんを示すリボン)

膵臓がんを示すのがパープルリボンです。“世界共通の難治性がん”である膵臓がんを啓発するため、世界でパープルリボン活動が行われています。

11月の啓発月間では、世界各国で啓発が活発に行われます。ぜひ皆様もご参加ください。

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●併設のイベント

本イベントと共に下記の啓発イベントが予定されています。

東京・芝公園をみんなで歩き・走るスポーツイベント

3月24日開催「パープルストライド東京2024」

詳細はこちらへ

公式facebook https://www.facebook.com/PurpleStrideJapan/

パンキャンHP https://x.gd/QTaK2

膵臓がんに立ち向かう方々をサポートするこのセミナーに ぜひご参加ください。

団体についての詳細な情報や膵臓がんのニュースについては、『NPO法人パンキャンジャパンのウェブサイト』

[https://www.pancan.jp] をご覧ください。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

配信元企業:NPO法人パンキャンジャパン

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