令和6年能登半島地震にて金沢に避難している中高生など0~18歳の子どもの居場所支援を行う一般社団法人第3職員室(本社:石川県金沢市、代表理事:眞鍋知子)は、金沢市公共シェアサイクル「まちのり」を運営する株式会社日本海コンサルタント(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:黒木 康生)と共同にて、2024年2月9日(金)より金沢市公共シェアサイクル「まちのり」のサービス無償提供を開始する。

一般社団法人第3職員室が運営を行う3つの居場所(ユースのリビング、みんなの勉強部屋、みんなのこども部屋 LINNAS Kanazawa)の利用者を対象として申し込みを受付しており、利用ルール及び交通ルールの伝達をした上で、まちのり専用ICカード・ヘルメットを貸与する。期間中ならば何度でも、30分間無料で自転車を使用し、移動することができるようになる。気軽に使える“足”を得ることで、被災した子どもたちがより遠い場所からでも自分で居場所に通えるようになる。また、買い物や塾、遊びなどの日常の移動に利用することも可能。2024年3月31日まで提供予定とする。

二次避難している子どもの居場所を3箇所で運営

避難している子どもは、下記の3つの居場所を利用することができる。

※まちのり無償提供の受付は2つの施設のみ対応。

1.ユースのリビング

場 所:石川県金沢市長町3丁目3−3 長土塀青少年交流センター内 学習室3など

対 象:能登半島地震で被災された中高生を中心とした10代

内 容:自習&質問、遊び&息抜き、なんでも相談可能な居場所

期 間:2024年1月21日~終了時期未定

開催日時:9時30分~20時30分(不定期で開催日時の変更があります。詳しくはHPをご参照ください)

参加方法:事前連絡不要で現地にて受け入れ可

環 境:Wi-fi、貸出用PC(AI教材入)、自販機、鉛筆、鉛筆削り、ノート、消しゴムボードゲーム類、お菓子、軽食、飲料など

利用料:無料

HP:https://youthliving.studio.site/

※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。

2.みんなの勉強部屋

場 所:石川県金沢市香林坊2丁目1−1香林坊東急スクエア内

対 象:能登半島地震で被災された中高生を中心とした10代

内 容:自習&質問、遊び&息抜き、なんでも相談可能な居場所

期 間:2024年1月15日~終了時期未定

開催時間:月曜・10時~15時 (不定期で開催日時の変更があります。詳しくはHPをご参照ください)

参加方法:事前連絡不要で現地にて受け入れ可

環 境:Wi-fi、自販機、鉛筆、鉛筆削り、ノート、消しゴムボードゲーム類、お菓子、飲料など

利用料:無料

HP:https://youthliving.studio.site/

※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。

3.みんなのこども部屋

場 所:LINNAS Kanazawa 5階

〒920-0902 石川県金沢市尾張町1-2-8「LINNAS Kanazawa」

対 象:能登半島地震で被災された0~18歳(※3歳以下は保護者同伴の場合のみ利用可)

内 容:子どもの預かり・居場所・遊び支援

期 間:2024年1月10日~終了時期未定

開催日時:毎日・10時30分~16時00分

利用料:無料

HP:https://sonaeru-online.studio.site/room-kanazawa

※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。

【誰でも気軽に利用できる公共シェアサイクル「まちのり」について】

■返却は目的地近くのサイクルポートでOK

複数のサイクルポートのどこでも返せる公共シェアサイクル。金沢中心市街地エリアに多数のポートが設置されている。

■全ての自転車に電動アシストを搭載

誰もが乗りやすい20インチ自転車を採用。すべて電動アシスト自転車のため、坂道や長距離の運転も手軽に可能。

ちのりWebサイト:https://www.machi-nori.jp/

【利用方法】

1、各施設にて施設利用登録をする

2、まちのり受付可能施設(みんなのこども部屋/ユースのリビング)にてまちのり無料貸し出しの受付をする

3、ICカード・ヘルメット・説明資料を受け取る

4、まちのりを利用

5、返却期限日までに受付可能施設(みんなのこども部屋/ユースのリビング)にて受け取ったものを返却する

※みんなの勉強部屋ではまちのりの受付をしていません

お問い合わせは https://dai3syokuinshitsue.wixsite.com/websiteコンタクトより受け付けております

また、まちのり無料貸出は以下の全てに当てはまる人が対象です。

・被災者であること

・一般社団法人第3職員室が運営する居場所の利用登録をしている子どもであること(子どもとは18歳以下の人のことを指します)

・身長が145cm以上であること(まちのりの対象が身長145cmのため)

【取組の背景:避難場所から支援場所への移動が不便になっている】

二次避難者の人数が膨れ上がる中で、中高生など子どもたちの避難場所は多岐に渡っており、友達とも離れ離れで慣れない土地での生活にストレスを抱えてしまう状況が続いている。そんな中、第3職員室では複数の居場所をつくったが、徒歩で通えない距離の利用者は親の送迎かバスを利用するしか方法がない状況になっており、親の負担、金銭的な負担、利用方法のハードルが高い状況となっている。

そのため、まちのり無償提供によって、子どもをもつ被災者家庭の負担を減らし、子どもが自ら自由に様々な場所にアクセスしやすい環境をつくる。

【これまでの支援活動とこれからについて】

震災発生直後より、能登に現地入りし子ども支援を行いながらニーズ調査を実施し、二次避難した子どもたち向けに居場所を立ち上げた。子どもたちは、普段とは違う環境や生活の中で、気付かないうちにストレスや苦しい思いを抱え込んでしまうことが多々あるため、負担を少しでも軽減し、一人一人が普通の毎日を過ごせるような支援を引き続き行っていく。

【団体概要】

団体名:一般社団法人第3職員室

本社所在地:石川県金沢市泉野町3丁目3−3

代表理事:眞鍋 知子

事業内容:各学校・教育機関・自治体等における探究学習の推進と支援、学校改革・教育改革の推進と支援、教育における地域連携事業の推進と支援、キャリア教育・起業家教育の推進と支援、子ども・若者の居場所づくり

HP:https://dai3syokuinshitsue.wixsite.com/website

配信元企業:一般社団法人第3職員室

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