※2023年9月撮影

トップ画像、「京王八王子駅」からほど近い八王子最古の神社「子安神社」参拝の続きです。「子安神社」本殿の脇にある鳥居をくぐって奥の「金比羅神社」の方に行きます。

「境内末社」として「金比羅神社」が紹介されています。

※2023年9月撮影

記載内容です。

「金比羅様の名称で庶民に親しまれる当社の御祭神は別名大黒様の愛称をもつ大国主命とか大己貴命(おおなむちのみこと)又は八千戈神(やちほこのかみ)等と沢山の名前を持たれ特に当社は寛政九年の勧請以来厄除開運商売繁盛に霊顕あらたかな神として尊崇されてまいりました。例祭 一月九・十両日 だるま市で有名」

「子安神社」の「鯛神籤(たいみくじ)」がたくさん下がっています。お神籤を引いた後、紙のお神籤は境内の樹木などに結ばれることが多いのですが「鯛神籤(たいみくじ)」はここに下げられる様です。

※2023年9月撮影

石段を上り石灯籠の間を通ります。

※2023年9月撮影

ここにもお手水があるので手と口を浄めます。筆者は手を洗うのが大好きです。

※2023年9月撮影

右側に「末五社」。

※2023年9月撮影

いずれも『新編 武蔵風土記』に記載されている神社。詳しくは「子安神社」のサイトをご覧ください。

筆者は子供の頃から熱心に歯磨きをするのに歯の質がイマイチで虫歯が多くて苦労してきました。右から2基目の「白山社」にお詣りしました。サイトには以下の様に書かれています。

「白山神社 御祭神は白山姫命(しらやまひめのみこと)。御神徳は、石川県に鎮座する白山比口羊神社の御分社。昔、歯の病気は「歯くさ」と言われており、歯くさが無いという意味の「歯くさ無」が「白山(はくさん)」に通じることから、歯の神として信仰されるようになりました。また、同様の語呂合わせで「無し」が「梨」に転じ、梨を奉納して病気の完治を祈ったとされます。現在では、季節ものである梨の代わりに絵馬を奉納します。」

「金比羅神社」にもお詣りします。

※2023年9月撮影

前回神社の案内板を紹介しましたが、「子安神社」のサイトもご覧ください。

「葦船社」です。この神様は初めてかもしれません。

※2023年9月撮影

御祭神は日留子命(ひるこのみこと)。「子安神社」のサイトによれば「日留子命は、天照大御神の両親である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)との間に生まれましたが、未熟児であったために葦で作られた船で幽世へと旅立たれました。故に、早産によって不運にも現世の恵みを受けることができなかった胎児の霊魂を、幽世でお守りする神とされています。」

水子供養の神社は全国的にも珍しいとのことです。筆者が知らなかったワケです。

「子安神社」を辞去して通りに戻ります。「京王八王子駅」の西口に来ました。

※2023年9月撮影

正面からも1枚。ここを入るとホーム端部に設けられた改札口があります。

※2023年9月撮影

八王子散歩、続きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016