小芝風花が、2月10日に都内で開催された主演映画「レディ加賀」の公開記念舞台あいさつに登場。共演の森崎ウィン、主題歌「バケモノ」を担当した眉村ちあき、メガホンをとった雑賀俊朗監督と劇中で披露したタップダンスの練習秘話を語った。

【写真】撮影の9カ月前くらいから練習してきたというタップダンスのシーン

■「レディ加賀」とは

同作は、歴史風情が漂う石川・加賀温泉郷を舞台に繰り広げられる、涙と笑いの“おもてなし”エンターテインメント。温泉街を盛り上げるためにタップダンスチームを結成した旅館の新米おかみたちが、挫折やトラブルを乗り越え、仲間と奮闘しながら前進していく姿を描くハートフルムービーだ。

老舗旅館「ひぐち」の一人娘である主人公・樋口由香を演じる小芝は、全国公開を迎えた心境を「石川では1週間くらい前に先行公開させていただいているんですけど、やっと全国の皆さまにお届けできるのがうれしいです」と話し、「うれしいコメントだったらいいなあ(笑)」と反響に期待した。

今作は実在する加賀温泉郷のプロモーションチーム「レディー・カガ」から着想を得て企画された作品で、タップダンスシーンが見どころの一つになっている。

初挑戦のタップダンスについて聞かれると、小芝は「本当に難しくて、おうちにベニヤ板と緩衝材とか音を吸収してくれるやつを買って毎日練習していました。撮影の9カ月くらい前から先生に習っていたんですけど、どうしても他の作品(の撮影など)が入ると通えなくなってしまったので、行けない時はおうちで『次のレッスンまでにマスターする!』と決めて毎日家で練習していました」と、自主練習もかなり積んだことを明かす。

■難しいソロダンスに「無理だ!」

さらに「最後ソロで踊るシーンがあるんですけど、あの振りを初めてタップの先生からおろされた時に本当に泣きそうになって(笑)。こんなに9カ月頑張ってきたけど、無理だ!って。すごく難しくて一旦頭を抱えちゃったんですけど、何とか優しく先生に教えていただいて、頑張りましたので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」と難度の高い振付に愕然としながらも、持ち前の根性と努力でタップダンスの撮影を乗り切ったことを笑顔で振り返った。

そんな小芝のダンスについて、雑賀監督は「普通の役者さんも(タップダンスの先生に)習いに来るんですけど、(小芝は)相当覚えが早くて。(クランクインまでに間に合うか)ドキドキしていたんですけど、なんとか間に合いました」と、努力を称えた。

映画「レディ加賀」は全国公開中。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)

小芝風花/※ザテレビジョン撮影