ミランフランス代表DFテオ・エルナンデスが古巣レアル・マドリーへの想いを語った。スペイン『アス』が伝えた。

2019年夏にマドリーからミランへと加わり、セリエAで世界屈指の左サイドバックへと成長を遂げた26歳のテオ・エルナンデス。今シーズンはチーム事情によりセンターバックも務めるなど新境地を開拓し、プレーの幅を広げている。

そんなテオ・エルナンデスは『アス』のインタビューに対応。5年目に突入しているミラノの地での生活や、サッカー選手としての今のキャリアに満足していると語った。

「スポーツ的にもプライベート的にも(理想的な環境なのは)間違いない。ここでとても良い気分だ。まるで自分の家であるかのように、初日から僕を歓迎してくれたこの素晴らしい街には心から感謝している。最初の瞬間から全てが順調だった。家族ができて、愛を感じているし、とても幸せだ」

「選手というのは決して向上心を失わないものだけど、僕は今、理想的な成熟の時を迎えていると思う。それに、監督やチームメイトからの信頼を感じていて、ピッチ上でもそれを感じることができる」

また、テオ・エルナンデスは夏に向けて左SBを探しているという古巣マドリーへの想いも告白。今はミランでのプレーに集中しているため、復帰は考えていないと明かした。

「当時、マドリーが僕に賭けてくれたという強い想いがあるから、感謝の言葉しかない。僕は前を向くのが好きな人間で、全ての意識を現在と目先の未来に集中させている。だけど、感謝の気持ちを忘れない人間として、この偉大なクラブを心の中に置いている」

「将来のことはあまり考えず、日々のことを考えている。レアル・マドリーには素晴らしい友人がいて、クラブやファンの両方と素晴らしい思い出がある。でも今はミランの選手で、ここでとても気分が良いし、他のことは考えていない。このシャツを着て毎日やるべきことに完全に集中している」

「人生何が起こるかわからないけど、僕は感情とプロ意識の上で今を生きている。未来のことは誰にもわからない。今シーズン、ミランプレーする試合がまだたくさんあるし、ピッチ上で自分が何をしなければならないかだけを考えている」

さらに、マドリーの最大のターゲットとみられているバイエルンカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスについてもコメント。兄のフランス代表DFリュカエルナンデスと共にプレーしていたことから、その特長をよく理解しているようだ。

「僕はデイビスのプレーを何度も見てきた。彼は兄と同じチームでプレーしていた。彼が偉大な選手であり、そのポジションで最高の選手の1人だと言っても、何も目新しいことはない。彼は世界トップクラスの技術やフィジカルを備えている」

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