レスター・シティのMF宝田沙織が攻撃面で勝利に貢献した。

宝田は10日に行われた女子FAカップ5回戦、ピレリ・スタジアムで行われたホームでのバーミンガム・シティ戦に籾木結花とともに先発出場。早々の2分に先制を許したレスターだったが19分、ボックス手前正面で味方の落としを受けた宝田が、相手守備陣の合間を鮮やかに抜けるスルーパスを通し、ジャニス・ケイマンの同点ゴールをお膳立てした。

さらに両チームがゴールを奪い合う試合展開の中で、3-2とリードの59分には加入後初得点もマーク。右サイド深い位置でのFKから、ユッタ・ランタラのキックを頭で合わせてネットを揺らした。

今冬にリンシェーピングFCからレスターへ加入して以降、公式戦6試合連続の先発出場と、24歳のマルチロールは中盤の底で定位置を確保。パリ・オリンピックアジア最終予選へ向けたなでしこジャパンのメンバーには選出されなかったものの、新天地での奮闘が続いている。

この日はレスターがさらに1点を加えた75分にお役御免に。6-2の勝利と、準々決勝進出をベンチから見届けている。



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