アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが4日に香港で開催されたインテル・マイアミと香港選抜の親善試合に出場しなかったことを受け、中国当局が同国で開催予定だったアルゼンチン代表の親善試合2試合を中止するようだ。10日、イギリスメディアの『BBC』が報じた。

 1月下旬から2月上旬にかけてアジアツアーを行ったインテル・マイアミは、4日に香港で香港の選抜チームと対戦し、4-1で勝利を収めた。メッシが、試合前には出場する可能性が高いと伝えられていたなか欠場したことを受け、観客からは「金を返せ!」とブーイングを浴びる事態となっていた。

 メッシの香港戦欠場の理由はケガが理由と説明されたが、その3日後に日本で行われたインテル・マイアミとヴィッセル神戸の親善試合にメッシは後半途中から出場。中国でのメッシに対する批判がさらに高まっていた。 

 世界王者のアルゼンチン代表は3月に杭州でナイジェリア代表と、北京でコートジボワール代表と対戦する予定だった。しかし中国当局は「誰もが知っている理由を考慮すると、イベント開催の条件は満たされていない」と声明を発表し、中国で開催予定だったアルゼンチン代表戦は中止となったようだ。

インテル・マイアミ所属アルゼンチン代表リオネル・メッシ [写真]=Getty Images