Aリーグ・メンでまさかの凡ミスが起きた。

10日、Aリーグ・メン第16節のセントラルコースト・マリナーズvsシドニーFCが行われ、敵地に乗り込んだかつてのオセアニア王者・シドニーが1-3と勝利した。

この一戦、シドニーは20分までに3点リードというパーフェクトな展開となり、29分には早くもダメ押しのチャンスが到来する。

2トップが連動して相手最終ラインのビルドアップにプレッシングをかけ、GKへのパックパスを出させると、シドニーの元U-23オーストラリア代表FWパトリックウッド(21)がこれに猪突猛進。ゴールエリア内でGKのトラップミスを誘い、ウッドは「2m先の無人ゴールに流し込むだけ」という状況に。リードが4点に広がる瞬間を迎えた。

ところが、プレッシングの勢いそのままにボールを奪取したウッドは、ワントラップから右足シュートを放つも、これをなんとゴール左に外してしまう…

映像を見る限り、左足でのワントラップから、利き足の右でインサイドキックで確実にフィニッシュしようとしたが、ボールの“面”をうまく蹴れず。本人だけでなく、ベンチも頭を抱える衝撃のシュートミスとなった。

バックパスを受けたマリナーズのキャプテン、2014シーズンにベガルタ仙台でもプレーした元オーストラリア代表GKダニー・ヴコビッチ(38)は大恥をかかずに済んだ格好だ。

決定機を逃したウッドは結局得点に絡まず61分で交代。出場停止処分明けの一戦で気合十分だっただろうが、無念の勝利となった。