上白石萌音・松村北斗

「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる」──。9日から公開中の映画『夜明けのすべて』には、そんなキャッチコピーが踊る。主演を務めるのは、上白石萌音とSixTONE松村北斗だ。

朝ドラで夫婦役を演じた2人だが、リアルな関係はというと…。

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■『カムカム』コンビが復活

『夜明けのすべて』は、恋人でも友達でもない男女の生き方にスポットを当てた物語。上白石演じるPMS(月経前症候群)に悩む女性と、松村演じるパニック障害を抱える男性が互いの症状を理解ながら、支え合っていく様子を描いている。

2人は、2022年のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で共演。ヒロインで和菓子店の娘役の上白石と、実家の繊維業を継ごうとする大学生役の松村が、ラジオ英語講座をきっかけに距離を縮め、夫婦になった。

そんな『カムカム』コンビが復活したとあって、注目を集めている。

 

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■映画でも「阿吽の呼吸」を発揮

今回は朝ドラ以来、久しぶりの共演となったが、2人の息はバッチリだという。ある制作会社関係者は、「作中で上白石さんが松村さんの髪を切るシーンがあるのですが、指導を受けた上白石さんが実際に散髪しています。当初、上白石さんは緊張気味だったそうですが、松村さんは優しく声をかけ、2人で段取りを相談していたといいます」と話す。

かつて、夫婦役を演じたとあって、「阿吽の呼吸」が出来上がっているのかもしれない。

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■「2人だけのイベント」で距離を縮めて…

『カムカム』では2人だけのシーンも多かった。その際、上白石と松村が距離を縮める出来事があったようだ。

岡山県で生まれ育ったという設定のため、作中では岡山弁で話していました。ただ、2人でお祭りに行くシーンでは、音声が流れないため、標準語で会話できたそうです。お祭りの撮影は細かい設定はなく、その場の流れに沿って行われたため、2人共リラックスできたみたいです」(前出・制作会社関係者)。

「2人だけのイベント」を通じて、打ち解けたのかもしれない。

 

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■映画には映らないリアルな関係

前出の制作会社関係者は、『カムカム』コンビは理想的な関係ではないかと話す。

「上白石さんも、松村さんも役者としてそれぞれ良さを持っており、お互いに尊敬し合っている印象です。特に、松村さんは22年3月に上演された上白石さんの主演舞台『千と千尋の神隠し』を観劇するなど、彼女の演技を見て勉強していたそうです。今回の映画でも、お互いに吸収したことも多かったのではないでしょうか」(前出・制作会社関係者)。

これからも、上白石と松村は切磋琢磨しながら成長していくに違いない。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『正直不動産2』(NHK)、『院内警察』(フジテレビ系)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)。

上白石萌音・松村北斗、『カムカム』コンビのリアルな関係 「2人だけのイベント」で距離を縮めて…