ワンダーフェスティバル2024冬

11日、千葉・幕張メッセで模型とフィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2024冬」(以下ワンフェス)が開催。会場内には国内外から多くのコスプレイヤーが集まったが、最もファンと「ツーショット写真」を撮ったコスプレ女子がいて…。

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■毎回約3.5万人ものファンが来場

ワンダーフェスティバル2024冬

夏冬の年2回開催されている大手模型メーカー・海洋堂主催のワンフェス。前回の2023夏大会が約3万4,000人、前々回の2023冬大会が約3万5,000人と、ガレージキット、フィギュアファンなら誰もが知る国内最大級のイベントである。

この日も開場と共に多くの来場者が館内を訪れ、フィギュアメーカーの集まる企業ディーラーブース、各地の敏腕クリエイターが出展する個人ディーラーブース、そしてコスプレ広場に散っていった。

 

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■ツーショット撮影ブースが…!

ワンダーフェスティバル2024冬

そんな館内で約50人もの“撮影待機列”を形成していたブースがあった。そこは気鋭のフィギュア原型師・榊馨(さかき)氏が主宰するSAKAKI Workshops

並んだファンたちのお目当ては、バニーガール姿の女子と並んで撮影するツーショット写真……というと少々語弊があるが、精確にいうと人気ゲーム『ブルーアーカイブ』の登場キャラ・飛鳥馬トキの等身大バニーガールフィギュアである。

バニー衣装の耳までに至る全高は約185cm。ブルーが綺麗な衣装、そして女性らしいラインがじつに美麗で、次々男女のファンたちが笑顔で記念撮影をしていく。

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■いま人気爆発中の『ブルアカ』トキ

ワンダーフェスティバル2024冬

この等身大フィギュアは開場前からX(旧・Twitter)上で話題を呼んでいた作品で、榊馨氏が今回のため半年かけて製作を続けてきた。販売はせず、たった1日展示するためだけに心血を注ぎ完成させた自信作なのだ。

「昨年、ゲーム内にトキのバニーガール衣装バージョンが登場し、ひと目見て惚れ込みまして。普段のメイド服バージョンから大好きで、無口なんだけどじつは主人公の先生が好きという、その設定だけでも…うーん、最高」と、並々ならぬ“トキ愛”を明かしつつ、製作開始の原動力になったと力説する榊馨氏。その気持ち、わかる…!

 

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■過去にも大作を次々と…

榊馨氏

「フィギュアはただ飾って、撮影して終わりっていうケースが多かったのですが、等身大にすれば横に立って一緒に撮影する楽しみも増えます。なので、一緒に撮影して違和感のないポージングなど、細かい調整を重ねて完成したのです」と続ける。

過去にも『Re:ゼロから始める異世界生活』レムや、『Fate/Grand Orderマシュなどの等身大フィギュアを手掛けてきた同氏。そのつどネットで絶賛されており、今回も撮影待機列が一向に減ることがないまま閉会となった。

 

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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。

【ワンフェス】会場内で最も笑顔生んだ「2ショット撮影」ブース、常時50人以上のファンが列を形成し…