少人数で設置できる浮橋。

「効率的な横断が可能になった」と国防福大臣

ポーランド軍備庁は2024年2月5日フランスのCNIMが開発した新しい電動式浮橋(PFM)を購入する契約を結んだと発表しました。

この浮橋は、フランス軍向けにCNIMが開発した、電動式の浮橋となっています。河川などでの横断地点に、短時間に最小の人員で架橋することを目的として開発されました。そのため補助ボートを必要とせずに、橋そのものが艀のように移動することができます。

30分以内に長さ100mまでの橋の設置が可能で、大型車だけではなく戦車や装甲車の横断も可能となっています。

ポーランドはこの浮橋を7セット、総額2億8000万ユーロ(440億円)で陸軍向けに購入する予定とのことです。なお納入時期は2026年から2029年までの期間となっているようです。パヴェウ・ベイダ国防副大臣は「これにより、ポーランド軍が武装した車両や戦車のための横断路を迅速かつ効率的に建設できるようになります」と話します。

フィリピンのデモンストレーションで披露された電動式浮橋(画像:CNIM)。