南野拓実の所属するモナコは11日、リーグ・アン第21節でニースとの“コートダジュールダービー”に臨み、3-2で勝利した。南野は79分までプレーしている。

リーグ戦3試合勝利のない5位モナコ(勝ち点35)が、2位ニース(勝ち点39)のホームに乗り込んだ一戦。

直近のクープ・ドゥ・フランスで3部のFCルーアンにPK戦の末に敗れたモナコは、その試合のスタメンからバログン、ヴァンデウソン、GKマイェッキをベン・イェデル、カマラ、GKケーンに変更。南野は[3-4-2-1]の2シャドーの右で先発している。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、モナコは16分に先制する。バイタルエリア中央でボールを受けたザカリアが右足一閃。見事なゴラッソがゴール右に突き刺さった。

先制したモナコは、24分にもザカリアがハイプレスから敵陣でボールを奪うと、ボックス内で生まれた混戦からケーラーがシュートを放つと、コースを変えようと南野がゴール前に走り込むが、相手DFに寄せられ、触ることはできず。シュートもGKブルカのセーブに防がれた。

良いスタートを切ったモナコだったが、その後はニースの反撃に遭うと徐々に劣勢へ。すると35分、ダンテのロングフィードからルーシェに左サイドを抜け出されると、ボックス左でケーラーが倒してしまいPKを献上。このPKをラボルドにゴール左隅に決められた。

追いつかれたモナコは、前半終了間際にもグサンに決定機を許したが、これはGKケーンの好セーブで難を逃れ、1-1で前半を終えた。

迎えた後半、先にスコアを動かしたのはモナコ。50分、ケーラーのパスでボックス右横に抜け出した南野がダイレクトクロスを供給すると、ボックス中央に走り込んだザカリアがドンピシャヘッドでゴールネットを揺らした。

さらに勝ち越しに成功したモナコに追い風が吹く。52分、中盤のこぼれ球に反応した南野がダンテのスライディングタックルで倒されると、オンフィールドレビューの結果、ダンテの足裏が南野の左脛をスパイクしており、主審はレッドカードを提示した。

その後は数的有利となったモナコが主導権を握ったが、セットプレーから失点する。74分、サンソンの右CKをファーサイドのグサンが頭で合わせると、これがゴール右隅に吸い込まれた。

失点後、すぐに反撃に出るモナコは3分後に勝ち越す。77分、敵陣中盤でボールを受けたベン・イェデルがワンタッチパスを供給すると、ボックス左まで駆け上がったヤコブスがシュート。これはGKブルカに弾かれたが、こぼれ球をゴロビンがゴールに流し込んだ。

再び勝ち越したモナコは、79分に南野とゴロビンを下げてアクリウシェとバログンを投入。終盤にかけてはニースの猛攻を受けたが、そのまま3-2で勝利。モナコリーグ戦4試合ぶりの白星を飾った。

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