チャーリーとチョコレート工場』(05)や『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のヒットメーカー、ティム・バートン監督が1950年代のB級カルトSF映画『妖怪巨大女』(58)を“リ・イマジネーション(再創造)”する新作を手掛けることが明らかになった。「Deadline」が独占で報じている。

【写真を見る】未知との遭遇で人妻が巨大化!?後の映画に大きな影響を与えたカルトSF『妖怪巨大女』とは

アリソン・ヘイズが主演を務めた『妖怪巨大女』は、カリフォルニアに現れた地球外生命体に遭遇した女性ナンシーが、突如として巨大化してしまい、不貞行為に勤しむ夫に復讐する物語。低予算の制作費を大幅に上回る興行成績を上げたことで続編が計画されたものの実現にはいたらず、その後リメイク作品が制作されたりパロディ映画が作られるなど、一部で熱狂的な支持を集めてきた作品だ。

報道によれば、現在ジェナ・オルテガが主演を務める『ビートルジュース』(88)の続編、『Beetlejuice Beetlejuice』の公開を控えているバートン監督がメガホンをとり、『ゴーン・ガール』(14)のギリアン・フリンが脚本を担当。製作はオリジナル版の権利を保有しているワーナー・ブラザースが担当するとのこと。まだ具体的な公開時期や制作時期などについては明らかになっていない。

これまでも『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)など、過去の傑作・名作を独自の美的感覚で再解釈し、“リ・イマジネーション”してきたバートン監督。本作ではどんな世界を見せてくれるのか、さらなる続報に乞うご期待!

文/久保田 和馬

鬼才ティム・バートン監督が50年代カルトSFに挑む!/[c]Everett Collection/AFLO