死霊のはらわた」シリーズのスピンオフとなる新作に、新鋭セバスチャン・バニセック監督が起用された。

米Deadlineによれば、タイトル未定の新作はサム・ライミ監督の製作会社ゴースト・ハウス・ピクチャーズがプロデュース。バニセク監督が脚本も執筆するとのことで、プロットは明らかになっていない。

死霊のはらわた」(1981)は、ライミ監督がブルース・キャンベル主演で描いたB級ホラーの傑作で、「死霊のはらわたII」(87)、「キャプテン・スーパーマーケット」(93)の3部作が製作された。2013年にはライミ監督とキャンベルがプロデューサーを務めたリメイク版「死霊のはらわた」(フェデ・アルバレス監督)が公開。昨年はライミ監督とキャンベルが製作総指揮のシリーズ正統続編「死霊のはらわた ライジング」(リー・クローニン監督・脚本)が公開された。テレビドラマとしては、後日談を描いたキャンベル主演「死霊のはらわた リターンズ」が放送されている。

バニセク監督は、長編初メガホンをとった「Vermines(原題)」が昨年、ベネチア国際映画祭の批評家週間で上映された。同作は、フランスの古びたアパートの住民たちが、増え続ける不気味な蜘蛛の大群と戦うホラー映画で、米テキサス州オースティンで開催されるファンタスティック・フェストで作品賞、監督賞を受賞した。

セバスチャン・バニセック監督 Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images