アニメ『銀魂』シリーズより初となる劇伴生演奏ライブ『銀魂SOUND ULTRA SOUL!』が11日、Zepp DiverCity(TOKYO)にて開催された。〈昼の部 オフィシャルレポート〉

【画像】エリザベスも登場!銀魂らしさが光ったイベントのようす(全4枚)

アニメイベントではあまりみられない「劇伴=劇中で使用されている背景音楽(BGM)」にスポットをあてた本イベント。本来は2020年の開催を予定していたものの、コロナ禍に伴い開催見合わせとなっていたこと、万事屋一同のキャストも登壇することなどが加わり、ただならぬ期待感が溢れる中、突如チャイムの音が鳴り響くと同時にモニター上にはアニメ「銀魂」お馴染みの万事屋外観カットが出現。

初っ端から“銀魂ワールド”全開!キャスト集合で劇伴楽しむ

万事屋キャストの影ナレにより幕が開け、時事ネタも交えたやり取りが繰り広げられると会場は一気に「銀魂」色に。影ナレでのでのやり取りから繋がるイベント最初の演奏となったのは、まさかの「お前も糖人形にしてやろうか!」。生演奏によってさらに鋭さと重さが増し、まさに世紀末感溢れる地獄のヘヴィーメタルに、会場のボルテージは一気に最高潮へと高まっていく。

続いて、本イベントでMCを担当する“DJお通”こと高橋美佳子(定春/寺門通役)さんがエリザベスとともに登場。お通語を交えたトークやコール&レスポンスで会場を温めると、万事屋メンバーである杉田智和坂田銀時役)、阪口大助志村新八役)、釘宮理恵(神楽役)を舞台上へと招き入れ、アニメ「銀魂」の劇伴を放送開始以来一貫して担当するAudio Highsが今回のために編成したスペシャルバンド「銀魂ULTRA BAND Meets Audio High」メンバーの紹介も交えつつイベントの進行について説明。

事前に行われた「銀魂ULTRA BAND Meets Audio Highsに演奏してほしい曲 大募集!!」アンケートで上位10位に選ばれた楽曲のカウントダウン&演奏をメインとしたセットリストであることが明かされた。そして遂にカウントダウンスタート!…とは言ってもそこは「銀魂」。

、…いきなり10.5位として「サブタイトルだコノヤロー」を演奏するという、やりたい放題な幕開けとなった。その後はランクイン楽曲はもちろん、「さればダチ公」を皮切りに各長編で印象的だった劇伴のメドレーや、ボーカル・singmanが登場しての「I am Shock」熱唱など、様々な切り口からアニメ「銀魂」20周年の歩みを楽しむことができる楽曲の数々を生披露する。

さらには万事屋キャストによる朗読劇や、お通ちゃん初となる生バンドを従えてのライブ「お通ちゃん アンプラグド・ライブ」など、大迫力の生演奏とともに繰り広げられるバラエティ豊かな内容に、観客はヒートアップ。そうしてカウントダウンも大詰めとなり、舞台も暗転し映えある1位を発表!というところで、突如会場内にチャイムの音が響き渡るとともに「はい、みんな席につけー」という銀八先生の声が。

銀魂「一国傾城篇が総集編として劇場公開決定、栄えある1位は…

2025年テレ東ほかにて放送予定のアニメ「3年Z組銀八先生」の新設定の発表が銀八・新八・神楽の掛け合いのもと行われ、銀八たちの生アフレコ披露というサプライズもあり会場は大きな歓声と笑いが巻き起こった。さらに話題は「銀魂20周年プロジェクト」の新情報発表へ移り、昨年秋に上映された「銀魂オンシアター2D バラガキ篇」に続くイベント上映第2弾タイトルを銀八たちがこのイベント中に決めることに。その後、夜の部ではアニメ第257話~261話にあたる「一国傾城篇」が「銀魂オンシアター2D バラガキ篇」として6月に劇場上映となることが正式に決定し、会場は盛大な拍手と喜びの声に包まれた。

こうして、満を持しての発表となった1位は、アニメ「銀魂」を象徴する曲「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!」。キャスト陣による煽りに観客席も最高潮の盛り上がりで応え、バンドメンバーによるソロパート披露ではひときわ大きな歓声があがるなど、まさにライブならではの醍醐味に会場が一体となりながら全セットリストが終了。最後はDJお通による「ウルトラソウル!」のコール&レスポンスで締められ、アニメ「銀魂」初となる劇伴ライブは熱気と笑いに包まれながら終演となった。

©空知英秋集英社テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス

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