アーセナルは現地時間11日に行われたプレミアリーグ第24節でウェストハムと対戦し、6-0で勝利した。

 敵地での“ロンドンダービー”に臨んだアーセナルは32分にCKからウィリアン・サリバのヘッドで先制すると、41分にはブカヨ・サカが自ら得たPKを冷静に沈め、その3分後にはFKからガブリエウ・マガリャンイスが3点目を奪う。その後もレアンドロ・トロサール、サカ、デクラン・ライスがネットを揺らし、6-0の大勝を飾った。アーセナルはこれでリーグ戦4連勝となり、暫定首位リヴァプールとの「2」ポイント差を維持している。

 この試合で輝きを放ったのがキャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーア。卓越したテクニックと創造性あふれるパスでアーセナルの攻撃をリードし、トロサールとサカのゴールをアシストイギリス紙『イブニング・スタンダード』は「輝かしいパフォーマンス。最高の攻撃的プレーの多くを演出した。2アシストを記録したが、もっとアシストできたかもしれない」として、同選手にライス、サカ、トロサールと並ぶチーム最高タイの10点満点中「8点」という高評価をつけている。

 データサイト『Opta』によると、この試合のウーデゴーアは2アシストに加えて、合計107本のパスを成功させ、7度のチャンスを演出していたという。2003-04シーズン以降のプレミアリーグにおいて、1試合でパス成功数100本以上、5回以上のチャンス創出、複数アシストを記録したのは今回の同選手が初だという。また、データサイト『Sofascore』によると、パス成功率は95パーセントにまで上り、7本のキーパスと2つのビッグチャンスクリエイトを記録していたようだ。

 圧巻のスタッツを記録したウーデゴーアは「ゴールとチームの勝利に貢献することができて嬉しいよ。みんなが今日のようなプレーをできれば、一人一人がより輝けるようになると思う。それこそが今日の僕たちが目にした光景なんだ。誰もがサッカーを楽しみ、共に良いプレーをすること。そうすれば誰にとっても楽な展開になるんだ」と試合を振り返っている。

 前節のリヴァプール戦に続き、またしても素晴らしい内容で勝ち点「3」を手にしたアーセナル。5連勝をかけた次節はアウェイでバーンリーと対戦する。

ハイライト動画】アーセナルが敵地で6発完勝!
ウェストハム戦で輝きを放ったウーデゴーア [写真]=Getty Images