アカデミー賞候補になっている「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン監督が、同作に出演したロバートダウニー・Jr.の才能と、アイアンマン役のキャスティングを絶賛した。

トーク番組「ザ・レイト・ショー・ウィズスティーブン・コルベア」に出演したノーラン監督は、「いつも彼と仕事をしたいと思っていました」と吐露。そして「トニー・スタークを演じる彼にはカリスマ性がある。彼がアイアンマンを演じることは、映画ビジネス史上、最も重要なキャスティングの決断のひとつだ」とほめたたえた。

さらに、「彼には信じられないほどの寛大さがある。それは、彼が他の人と一緒のシーンにいるとき、彼らが全員ベストを尽くしていること、全員がベストを出せることを確認していることを意味する。彼は、彼らが感情的なつながりを明確にする手助けをしているんだ」と、共演者の演技を引き出す技量についても称賛した。

対するダウニー・Jr.は先日、「バットマン ビギンズ」のスケアクロウ役をめぐりノーラン監督と面会した時のことを、「礼儀正しかったけど、『君の思い通りにはならないぞ』というような雰囲気が伝わってきた」と述懐したばかりだった。

ダウニー・Jr.は、ノーラン監督との初コラボとなった「オッペンハイマー」でアカデミー助演男優賞にノミネートされている。「オッペンハイマー」は3月29日全国公開。

「オッペンハイマー」で初コラボが実現 Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images