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3連休明けの今日13日(火)は、全国的に季節先取りの暖かさとなっています。正午までの最高気温は、九州~関東では15℃を超えている所が多く、午後は更に気温上昇。20℃近くまで上がる所もあるでしょう。札幌など北日本も、記録的な暖かさとなる見込みです。積雪が多い所では、雪崩などに注意が必要です。

連休明け13日(火) 午前から気温グングン上昇中

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今日13日(火)は、本州付近は南から高気圧に覆われ、全国的に晴れ。季節先取りの暖かい空気が流れ込んでいるため、午前中から気温がグングン上がっています。

九州~関東にかけては、昼前から所々で最高気温が15℃を超え、札幌市など北日本でも10℃くらいまで上がっています。朝は冷え込み、東京都心の最高気温は1.6℃とダウンコートが必須の寒さでしたが、日中は軽めの上着で快適に過ごせる陽気となっています。

【正午までの最高気温】
札幌市      9.2℃
仙台市     12.0℃
金沢市     15.7℃
輪島市(石川県)  12.4℃
東京都心    15.8℃
名古屋市    12.8℃
大阪市     13.9℃
福岡市     15.1℃
那覇市     22.7℃

追記:「東京都心の日較差」
東京都心で日較差が15℃以上になりました(13日13時50分までの最高気温が17.3℃)。東京都心で2月前半(1日~14日)に日較差15℃以上は、2010年(2月9日)以来14年ぶりです。

午後は更に上昇 札幌は2月として記録的な暖かさ

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13日(火)午後は更に気温が上昇し、最高気温は福岡市東京都心は17℃、高知市広島市は16℃、大阪市名古屋市金沢市で15℃、仙台市14℃、札幌市10℃の予想です。

札幌市で、2月中旬までに最高気温が10℃を超えると55年ぶりの事です(1969年2月11日10.2℃)。

15日(木)は東京都心で20℃超え

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14日(水)以降も全国的に気温が高いでしょう。特に、15日(木)は東京都心で21℃と、4月下旬並みの予想です。日中は上着いらずで快適に過ごせますが、朝晩は冬のコートが必須です。

朝と日中の気温差が大きくなるため、重ね着などで上手く調節しましょう。

積雪の多い所では、雪解けが進むため、、雪崩や屋根からの落雪などに注意が必要です。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

季節先取りの暖かさ 東京都心は昼前に15℃超え 午後は更に上昇 多雪地は雪崩注意