イベントレポで言及がありました。

線路内立ち入りは厳禁

JR東日本首都圏本部は2024年2月8日(木)、「イベントレポ」と題して常磐線で実施された録音専用列車の記事を掲載。末尾では企画担当者のメッセージとして、今後のイベント運営に言及しています。内容は以下の通りです。

「線路内人立ち入りや駅での混雑など、結果的にご参加いただいたお客さまにもご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。今後、本線を活用した録音専用列車の設定は難しくなりましたが、何らかの方法でイベントを企画していきたいと考えております」

録音専用列車には、現行で中央線快速で使われる209系電車が用いられ、これが同線のカラーリングのまま常磐線を走行したことなどで、沿線には鉄道ファンが殺到。線路内への立ち入り行為も発生し、録音専用列車が非常停止する場面もありました。

同様の迷惑行為はたびたび発生しており、例えば2021年3月には、国鉄型車両の廃車回送を撮影しようとした人物が中央線の線路内へ侵入し、付近の営業列車が約30分間運転見合わせとなりました。

この件では警察も出動しましたが、言うまでもなく線路内への立ち入りは禁止されています。鉄道営業法では第三十七条に、「停車場そのほか鉄道地内にみだりに立入りたる者は十円(編注:現在は1万円未満)以下の科料に処す」と規定されています。

上野駅に停車する録音専用列車(画像:JR東日本首都圏本部『常磐線の___!知らない、だからおもしろい』より)。