ももいろクローバーZが、2月10日(土)、11日(日)の2日間、横浜アリーナにてラジオ番組「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo」(ニッポン放送)の番組イベント「ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z!2024」(バレイベ)を開催。11日の「表」公演は「黒」をテーマに、人気企画「スナック愛輪」が復活するなど、バレイベらしい趣向を凝らした企画でリスナーを熱狂させた。

【写真】佐々木彩夏&玉井詩織が鈴木杏樹とコラボして「年下の男の子」を披露

■「黒」をテーマに“大人なライブ&企画”で会場を魅了

1日目・2月10日開催の「裏公演」のテーマが「白」だったのに対し、「表公演」のテーマは「黒」。前日とは打って変わって、大人の雰囲気を漂わせる“大人なライブ&企画”を繰り広げた。

シックな黒の衣装に身を包んだももクロの4人がステージに颯爽と登場すると、ロックナンバー「Nightmare Before Catharsis」で表公演をスタート。力強いボーカルを会場に響かせた4人は、さらに、ラップを中心に構成されたポップチューン「The Diamond Four」を披露。

おなじみのメンバー自己紹介で会場とコールアンドレスポンスをした後、「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」「Re:volution」を披露し、シャープエネルギッシュなパフォーマンスで会場を魅了した。

■復活した「スナック愛輪」で鈴木拓がお悩み相談

ここで、表公演の進行役、“ごぼう”こと吉田尚記アナウンサーが登場。「黒といえばイメージされるのが、大人、夜、ネオン街ということで…今回は『スナック愛輪』をお送りしたいと思います!」と発表すると、同企画の復活を望んでいたリスナーから大歓声が上がった。

2022年の「バレイベ」でスタートし好評を博した同企画は今回が3回目。ステージ中央にはカラオケセット、右手にはバーカウンターまで設置され、まるで本当にスナックにいるような世界を横浜アリーナのステージ上に再現。これまで、佐々木彩夏がママ、玉井詩織がチーママを務め、ドランクドラゴンミッツ・マングローブ、大友康平などのゲストを招いて楽しいトークを展開してきた。

今回も、常連の鈴木拓が登場。「ももクロと絡むと、相方(塚地武雅)が怒るんだよ~」「相方が人生を諦めてお墓を買ったんだよ」などの悩みを佐々木と玉井に打ち明けた。

また、企画内ではトークが繰り広げられている後ろで、飾られている絵が動いてリスナーがザワザワする場面も。実はこの「スナック愛輪」実施中、「百田夏菜子高城れには裏でコーヒーでも飲んでいるのでは?」と噂されており、2人はそれを払拭すべく絵画の中の人物役を務めることとなったのだった。

2人は、鈴木拓にリクエストされて「淋しい熱帯魚Wink」をデュエットする佐々木と玉井の後ろで、パフォーマンスにも参加した。

■鈴木杏樹とのコラボステージを披露

続いて、もう一人のゲストであり、佐々木&玉井の大先輩にあたる鈴木杏樹が登場。佐々木&玉井の方が、お客役である鈴木杏樹に興味津々で、彼女の悩みを聞くよりも、「好きなお酒は?」「女性らしい仕草とは?」「杏樹さんが思う大人の女性とは?」など質問攻めに。それに対し鈴木杏樹は、かつてさだまさし松任谷由実に教わったという女性らしい仕草を2人に伝授した。

そんな3人は、キャンディーズの「年下の男の子」を一緒に歌唱。さらに百田&高城も加わって、ももクロ&鈴木杏樹で大黒摩季の「ら・ら・ら」をコラボレーションし、この日しか見られないスペシャルステージを繰り広げた。

また、鈴木杏樹はNight Tempoが手掛けるアルバム「Neo Standard」に収録曲されている「Live Once(feat. Anju Suzuki)」も披露。この曲のためだけにNight Tempoもサプライズ登場し、会場を一気に“昭和グルーヴ”で包み込んだ。

■次回の「バレイベ」日程も発表

その後は、再びももクロのライブパートへ。各メンバーのソロライブやバレイベ恒例の企画「バレンタインチョコ争奪ゲーム」も交えつつ、会場を大いに盛り上げた。

アンコールでは、「走れ! -ZZ ver.-」と、前日の裏公演のラストも飾った「誓い未来」を披露。4年ぶりの声出し解禁となり、最初から最後まで熱気と歓声に包まれた今回のバレイベ。裏は「白」、表は「黒」とそれぞれ全く違った色のももクロの魅力を見せつけたイベントは、大盛況のまま幕を閉じた。

なお、終演後には、次回の「バレイベ」が、2025年2月8日(土)・9日(日)の2日間にわたって横浜アリーナにて開催されることが発表された。

ももいろクローバーZの「バレイベ」表公演が2月11日に開催された/撮影:笹森健一