オリックス春季キャンプ

宮崎・清武総合運動公園で春季キャンプを行っているオリックスは10日から第3クールに入り、外国人選手も合流し、シーズンに向けてフルメンバーが揃った。

 

■SNSでも反響

今年はコロナ禍から完全に明けたこともあり、連日多くのファンが来場しているが、10日は21,000人、11日は29,196人(過去最多)、第3クール最終日の12日は21,000人と、土日祝の連休だったとはいえ、71,196人ものファンが清武のキャンプ地を訪れた。

この来場者数にSNSでも反響が多く「人気球団」「オリックス」というワードがトレンド入りしている。

 

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■11日は過去最多の来場者数

オリックス春季キャンプ

宮崎市内のホテルもこの3連休は早々に満室状態だったことから、多数の来場者が見込まれていたが、想像を遥かに超える数だったため、10日はキャンプ地までのシャトルバスが始発のJR宮崎駅の時点で乗り切れないという事態に陥った。

シャトルバスを運行している宮交バスは11日と12日の増便を決定。インフラが整った11日は過去最多の来場者数となった。

それまでの最多は2016年の2月14日に記録した28,000人だったが、この日は当時カープ女子ブーム絶頂だった広島との練習試合が組まれたのが理由で、赤い軍団が大挙として来場していたのを思い出す。

 

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■「一昔前じゃ考えられない」の声

昨年は吉田正尚、今年は山本由伸山崎福也といった人気選手が移籍したものの、来場者が増えたことにファンからは「一昔前じゃ考えられない」「京セラの公式戦じゃないよね?」「今までどこに眠ってたんだ?」「大人気球団になって嬉しい」など驚きや喜びの声が多数挙がっていた。

球団ではテレビ中継とは別に公式のインスタグラムや YouTubeを使ってキャンプをライブ配信しているので「オリックスキャンプに行ってみたい」と思ったファンも多かったはず。またこのクールでは野球教室や紅白戦が組まれるなど、企画も満載だった。

 

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■「人気球団」に成長した理由

今月は23日からもう一度3連休があるだけに、来場者数はまだまだ更新する可能性がある。またこの頃にはオープン戦に向けて実戦形式の練習に主力が登場することも予想されることから、バファローズタウンの熱気はキャンプ終了まで続くだろう。

ここまでの「人気球団」に成長したのは、やはりチームが3連覇中で強く、将来有望な若い選手もたくさんいることに加えて、キャンプのライブ配信をはじめとするチームのSNS戦略も関心を高めているのは間違いない。

今年はソフトバンク主催ではあるが、キャンプの勢いを宮崎での公式戦にも繋げてもらいたい。

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■執筆者プロフィール

どら増田
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレススターダムRIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾ドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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