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今日(13日)の北海道付近には、南から高気圧が張り出し、暖かい空気が流れ込んでいる影響で、各地で気温が高くなっています。札幌は午後3時までに10.1℃まで上がり、2月中旬までに二桁まで上がったのは55年ぶりのことでした。

札幌は55年ぶりの二桁 その他も記録的な暖かさに

今日(13日)は全道的に気温がかなり高くなっており、午後3時までの最高気温は広く8度前後で、4月並みの暖かさとなった所が多くなりました。
札幌は午後3時までに気温が10.1℃まで上がり、2月中旬までに二桁まで上がったのは55年ぶりのことでした。札幌市内でも、いたるところに水たまりができ、屋根からはポタポタと水が落ちるなど、雪解けが急速に進んでいる様子が見られています。

なお、以下は2月の統計史上、最高気温を記録した地点と午後3時までの気温です。
苫小牧(胆振地方) 9.3℃
長万部(渡島地方) 9.5℃
・江別(石狩地方) 10.0℃
新千歳空港(石狩地方) 9.7℃
・豊頃町大津(十勝地方) 11.5℃
・弟子屈(釧路地方) 8.6℃

この先1週間も気温は高め 雪解け急速に進む

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この先の1週間も、気温は平年より高い日が多いでしょう。金曜日から土曜日頃にいったん平年並みかやや低くなる所がありますが、日曜日以降は再び上空にかなり暖かい空気が流れ込む見込みです。最高気温は広く10度前後で、道央や道南方面だけでなく、道北など北の方の地域でも二桁の気温まで上がる所があるでしょう。

気温の高い日が多いということは、雪解けが急速に進みそうです。道路には大きな轍や水たまりができ、車がスタックしてしまったり、泥はねの恐れがあります。車を運転の際は埋まらないよう注意し、歩行者に優しい運転を心がけてください。
特に晴れて気温の高い日は日差しの影響も加わるため、さらに雪どけが加速する恐れがあります。また、雨の降る日は雪解け水に雨が加わって、なだれや土砂災害の危険性が高くなったり、アンダーパスなどが冠水することもありそうです。
外出の際は頭上や足元に注意するとともに、山間部や峠などではなだれや土砂災害にも十分注意し、傾斜地など危険な場所には近づかないようにしてください。

なお、このまま一気に春へ向かう、というわけではありません。
来週の中頃からは気温が平年並みか低めとなり、冬の寒さが戻ってくる見込みです。一度暖かくなって気持ちも緩んでしまうかもしれませんが、寒さや雪に対する注意は、まだしばらくの間必要になりそうです。

北海道も季節外れの暖かさ 2月の最高気温更新した所も 今週は高温傾向続く