フランス代表FWアントニー・マルシャル(28)がマンチェスター・ユナイテッドに別れを告げる。

能力は確かでも評価が上がらないストライカー・マルシャル。リーグ戦17得点を記録したシーズンもあるが、ケガが少なくなく、何よりチームタスクの履行(主に守備)に疑問符が付きまとう。ユナイテッドとの契約は今季限りだ。

ユナテッドが1月中のマルシャル売却を目指していたのは周知の事実で、その間に今季の新戦力FWラスムス・ホイルンドがみるみるフィット。21歳の若武者は1トップのファーストチョイスを確立した感がある。

そんなこんなで契約満了に伴う2024年夏の退団が確定事項として扱われるマルシャル。トルコ『Fanatik』によると、今冬移籍金を支払ってでも獲得を目指していたのは、フェネルバフチェとベシクタシュ。両者はフリー獲得に向けた契約交渉へと移行する可能性が高そうだという。

今冬はどちらかと言えばフェネルバフチェがクラブ間交渉をリードしていたようだが、マルシャル本人がトルコの両者、さらには“古巣”セビージャからのオファーを拒否。先月グロインペイン手術を受けて治療中の28歳は、新たな冒険の地としてどこを選ぶだろうか。