ラブコメ漫画「ニートくノ一となぜか同棲はじめました」(KADOKAWA刊)のテレビアニメ化が決定した。矢野妃菜喜石毛翔弥が主演を務め、千葉繁がナレーションを担当。ティザーPV、ティザービジュアル、メインスタッフも発表されている。

原作は、小龍氏(原案&作画)、八木戸マト氏(ネーム協力)によるラブコメディ。人間界を侵略する妖魔が巣食う現代日本を舞台に、平凡なサラリーマン・安海政(あつみ・つかさ)と、彼を妖魔から守るべく、居候を条件に主従関係を結んだ天才くノ一だが、オフではゲーム三昧のオタクニート・出浦白津莉(いでうら・しづり)との同棲生活を描く。アニメでは、矢野が白津莉、石毛が政を演じる。

千葉のナレーションから始まるPVでは、妖魔を斬り伏せる白津莉の活躍を描いており、彼女のほかにも個性豊かなくノ一たちが登場。後半では、白津莉と政のキャラクターボイス付きで、前半の雰囲気とは一変したダメニートな白津莉と、その姿を見てぼう然とする政の姿が描かれている。なおPV最後のキャストクレジットには、矢野、石毛、千葉に加えて、妖魔役の門馬勝貴も並んでいる。

監督に「僕は友達が少ない」の斎藤久を迎え、シリーズ構成を「宇崎ちゃんは遊びたい!」のあおしまたかし、キャラクターデザインを「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」の鈴木政彦が担当する。音楽はCMJKが手掛け、アニメーション制作は「怪人開発部の黒井津さん」のQuadが行う。

ティザービジュアルは、お菓子や飲み物が散らかった部屋で、忍スーツの上にジャージを着た姿でゲームを遊ぶ白津莉が描かれており、「天才くノ一」という肩書きからは想像できないオフの一幕を切り取ったものとなっている。

矢野、石毛、斎藤監督、原作の小龍氏、八木戸マト氏からのコメント全文は以下のとおり。小龍氏と八木戸マト氏からはお祝いイラストも寄せられている。


矢野妃菜喜(出浦白津莉役)】

出浦白津莉を務めさせて頂きます矢野妃菜喜です。って真面目な挨拶してる場合じゃないくらい大変なアニメです。
私の中の引き出し全部……いやそれ以上使った最高にクレイジーな作品です。
しづりもやべーですが周りはもっとやべー奴ばっかりでぶっ飛びすぎて付いていくのに必死ですが、皆さんも政と同じように見守ってくれたら嬉しいです!


石毛翔弥(安海政役)】

安海政を務めさせて頂きます、石毛翔弥です。
「ニートくノ一となぜか同棲はじめました」とにかくほんわかするようなやりとりが多いです。
ただ個性的でハチャメチャなキャラクターしか登場しません。
政は唯一普通の人物です。もう一度言わせて下さい、唯一普通です
周りが個性的すぎるので、流れに身を任せて楽しみながら政らしさを表現できたらと思っています。アニメ本編でこの意味を確かめていただきたい……!
そしてそんなキャラクター達がどんなやりとりを繰り広げていくのかぜひ楽しみにしていただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします!


斎藤久(監督)】
監督を務めさせていただきます、斎藤久です。
監督のお話をいただいて原作を一読したとき、主人公である政の器の大きさに感銘を受けたことを今でも覚えています。
普段のコメディ的な日常でも、その日常を揺るがす大きな壁に直面したとしても、ブレない態度で目の前の物事に向き合う政を尊敬していますし、そんな彼を自分の手で描いてみたいと強く思いました。
ヒロイン・白津莉との同棲生活を通して移り変わっていくふたりの関係性、周囲のキャラクターとの関わりや各々が抱えているドラマなど、他にも表現したいことがありすぎて尺に困ってしまうほど、沢山の魅力が詰まった作品です。
政役の石毛さん、白津莉役の矢野さんを筆頭に声優の皆様にも恵まれ、各スタッフのパワーをひしひしと感じながら制作に取り組んでいます。
改めて、今回こうして作品に関わり、送り出すことができてとても光栄です。
政や白津莉を中心に織りなすアップテンポな日常劇(?)を、ぜひご期待ください。


【小龍(原作)】

なんと「ニートくノ一となぜか同棲はじめました」がテレビアニメ化されることになりました!
まさか個人で連載している作品がアニメ化されるなんて、夢にも思いませんでした。
これもすべて応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます!
実は今回、原作としてアニメ制作に一部関わらせていただいています。
様々な制作工程を間近で拝見しているのですが優秀なアニメスタッフの皆様のおかげで、本当に良いアニメに仕上がっております!
ファンの皆様にも絶対に楽しんでいただけると思っていますのでぜひ放送をお楽しみに~!


【八木戸マト(原作)】

「ニートくノ一となぜか同棲はじめました」テレビアニメ化ありがとうございます!
微力ながらネーム監修という形で作品に関わらせて頂いております!
最初は小龍先生と割と身内ノリで楽しく描いていただけの作品が、いつの間にかアニメ化という舞台まで届いたのは紛れもなく小龍先生の努力であり、アニメ関係者方々のご尽力、読者の皆様のお陰だと思います。
アニメはずっとわちゃわちゃしてて、見ていて飽きない仕上がりになっていると思うのでぜひぜひ放送を心待ちにして頂けるととても嬉しいです!

ティザービジュアル&PVも公開 (C)小龍・八木戸マト/ニートくノ一パートナーズ