令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、輪島塗の職人達にも甚大な被害をもたらしました。この度、能登半島地震の被害から立ち上がるための支援を行うため、奈良で漆器を制作している作家が発起人となり、輪島塗の職人たちによる輪島塗の販売会を行うこととなりました。美しい輪島塗の工芸品を手に取っていただくことや、支援の言葉を直接伝えていただくことを通じて、復興への絆を醸成する機会にできればと考えています。

◆伝統工芸である輪島塗を未来へと受け継いでいくため、伝統産業発祥の地である奈良で、輪島塗の職人たちによる販売会を実施。

◆作品の購入で、甚大な被害を受けた輪島塗の職人たちを支援。

◆分業で行う輪島塗の制作工程ごとの職人たちが奈良を訪問し、直接販売。

◆なら工藝館(2/20~2/25)、近鉄百貨店奈良店(2/27~3/3)の2か所での開催。

◆スコーン皿など、日常使いできる作品も販売。

  • 輪島塗販売会の概要

■日時・場所

令和6年2月20日(火)~2月25日(日)

なら工藝館 ギャラリー阿字万字(奈良市阿字万字町1-1)

令和6年2月27日(火)~3月3日(日)

近鉄百貨店奈良店 5F 家庭用品売場(奈良市西大寺東町2-4-1 )

■出品作家

塗師

辻 雅史       

上塗り   

吉田 宏之

椀木地   

辻 正堯       

塗師   

若島 孝雅

沈金   

古込 和孝       

蒔絵   

古原 秀樹

蒔絵   

松木 大輔       

賛助出品   

杉村 聡

※開催期間中は奈良市の被災地支援を活用いただき、市内ホテルに滞在されます。

■出品作品(一部)

◇スコーン皿(8,000円)        

◇縄胎杯(35,000円)

◇高杯(18,000円)           

◇飾り台(80,000円)

◇姫丼(20,000円)           

◇石目塗銘々皿(100,000円) 他

※状況により出品者や作品の内容が変更となる場合があります。

主催:杉村 聡(大和漆工芸杉村) 協力:奈良市近鉄百貨店奈良店、なら工藝館

  • 企画者より

令和6年1月1日能登半島で起きた地震により、家屋が倒壊したり、仕事道具を焼失するなど、甚大な被害が輪島塗の職人達にも出ています。

伝統工芸の漆芸は日本の文化であり、「漆」を英語で表現すると”japan”と言われるように日本を代表する工芸です。その漆芸のひとつである輪島塗は、長い年月をかけて磨き上げられてきた大切な日本の工芸です。

輪島塗は、制作工程ごとに名職人たちが分業し生産します。工程の一つでもなくなると輪島塗は完成しません。

その輪島塗を守るために、この度、輪島塗の販売会を開始することとなりました。本展で職人たちが制作した作品をご購入いただくことで、ご支援いただけたら幸いに存じます。

大和漆工芸杉村 杉村 聡

  • 本件に関するお問い合わせ先

奈良市 観光経済部 産業政策課

TEL:0742-34-4741

配信元企業:奈良市役所

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