シルヴェスター・スタローンが、自分の代表作の一つ、『ランボー』の後継者にライアン・ゴズリングを指名した。

【動画】シルヴェスター・スタローンが出演した『The Tonight Show』

 『ランボー』はディヴィッド・マレルの小説「一人だけの軍隊」を基に、ベトナム帰還兵ランボーの闘いを描いた作品。1982年に第一弾が公開され、2019年の第5弾『ランボー ラスト・ブラッド』で幕を閉じた。

 この度『The Tonight Show』に出演したスタローンは、ライアンを指名する理由について、「(ライアン・ゴズリングとは)あるディナーで会った」「ランボーが大好きで、学校にランボーの扮そうして行っていた。皆に止められたけど、それでもやめられなかったと言うんだ。彼にはランボーに思い入れがある」「それを聞いて、こりゃ興味深いぞと思った。もし誰かにバトンを渡すなら、キャラクターを愛している彼に渡すよ」と述べた。

 スタローンライアンでは、イメージが全く異なるが、スタローンはそれも認識しているそうだ。「俺らが正反対なのは明らかだ。彼は格好良いけど、俺はそうじゃない。いや真剣だよ! 俺がケンを演じる姿を想像できるか? まったくダメだろ」と、映画『バービー』でバービーの恋人ケンを演じたライアンに言及。ランボー役の後継者に指名することについても、「俺はイエスと言うが、『ヘイ、彼はランボー役には格好良すぎるんじゃないか』という人もいるかもしれないな」と話している。

 なおVarietyによると、ライアンは以前から『ランボー』愛を公言しているそうで、2011年に『The Tonight Show』に出演した際も、当時の司会者ジェイ・レノに対し、自分をランボーだと思うほど、「『ランボー』に魅了された」とコメント。「顔までシルベスター・スタローンにそっくりだと思い、マジック用品のナイフを身に着けて学校に行き、休み時間に同級生たちに投げつけていた」と明かしていたそうだ。

(左から)シルヴェスター・スタローン、ライアン・ゴズリング