ピットブル・犬

愛していたはずの男性に腹を立て、飼い犬に襲撃を命じた激情型の女。いきなり襲われた男性が血まみれで逃げ出し救いを求めていたことを、『FOX 35 Orlando』などアメリカのメディアが伝えている。

 

■救いを求めた男性

15日深夜、アメリカ・フロリダ州で暮らす男性が血まみれの状態で車を降り、スピード違反を取り締まっていた保安官補に救いを求めた。

男性は保安官補に事情を聞かれ、「元恋人に『会いに来て』と言われて応じた結果、ひどい目に遭ってしまいました」「元恋人の犬に襲われました」「彼女が僕を襲うよう犬に命じたんです」などと話した。

 

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■襲撃の経緯

男性によると、元恋人(34)に呼ばれてアパートに行ったものの、男性が昔付き合った女性たちの話になり、激しい口論が勃発。元恋人はバスルームに置いてある物を次々と投げつけ、さらには男性が身につけていたチェーンで首を絞めるなどした。

怖くなった男性が逃げようとしたところ、元恋人は飼い犬のピットブルに「かかれ」と命令。両腕と両脚をかまれ怪我を負ったが男は必死に犬を振り払い、アパートから逃げ出した。

 

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■アパートには血痕も

保安官補らが元恋人のアパートに駆けつけ中を確認したところ、ドアや居間には男性のものとみられる血痕が残ったまま。襲撃を命じられたピットブルも現場にいたが、フロントドアの近くに設置されたケージに入った状態だった。

元恋人は「酒を飲んでいたのよ」「彼には触れていない」などと話したが、保安官補は信用せず逮捕に踏み切った。

 

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■犬に襲わせる事件は過去にも…

2022年8月には、オハイオ州の女が飼い犬に人を襲わせる事件を起こした。女は庭でドラッグにふける姿を、隣人女性にビデオ撮影されたことを知って激怒。通報しようと考えた隣人が家に入った直後、犬2匹に「あの女の子供を襲え」と命じ、近くにいた6歳の女児に重傷を負わせた。

女は犬に女児を襲わせたことを否定したが、懲役2年の実刑判決を受け、犬については「安楽死させられることになった」と複数メディアが報じた。

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