かまいたちがMCを務める、ABEMAオリジナル新バラエティ番組「かまいたちの笑賭け(わらいがけ)」の #5と #6が、ABEMA SPECIALチャンネルにて2話連続で2月9日に放送された。

【写真】ビートたけしになりきるかまいちの山内健司

かまいたちの笑賭け」は、かまいたちを筆頭とする“笑い”と“金”におかされた芸人たちが、1000人の観客の前でさまざまなジャンルのお題にそったネタを披露し、観客を笑わせるごとに賞金をゲットできる。この賞金を軍資金に、戦いの舞台を海外カジノに移し、一攫千金をねらって、一か八かの大勝負に出る。“笑賭け”のリーダーに選ばれたかまいたちの山内健司と濱家隆一をはじめ、とろサーモン久保田かずのぶ、おいでやす小田、天竺鼠の川原克己、ゆりやんレトリィバァ、ネルソンズの和田まんじゅうの“金”と“笑い”に欲深い芸人たちが参戦している。

■#5では

#5では、ビートたけしなりきり、お題のモノに対して説教する一人芝居にチャレンジする。制限時間が5分と長いことに加えて、1000人中800人以上の観客を笑わせなければならない難題に芸人たちは、挑戦者をめぐって顔を見あう。ここで、これまでの“笑賭け”チャレンジで獲得した賞金をふり返り、山内は「俺、まだぜんぜんかせげていないからいくわ」と名乗りをあげる。

ビートたけしの代表的なキャラクターの鬼瓦権造に扮した山内の登場に、濱家は「そう見えるな……。ちょっと似てるな(笑)」と期待をふくらませる。おもちゃのピストルをのぞきこみ、「ダンカン(弾丸)、バカヤロー!」などの説教をして会場を沸かせるも、次第に笑い声をあげる観客の数がペースダウンしていく。メンバーたちがどこか同情するような表情を浮かべると、山内が目を気にするそぶりを見せる。

そして、目をギュッとつむると、なぜか大粒の涙がこぼれ、その突然の涙に、メンバーたちが「なんで泣いてるの?」「意味わからん」と騒然とするなか、山内本人までも「泣くところじゃねぇだろ!」「なんでこんなことになってるんだ、バカヤロー!」とセルフツッコミが入る。涙はとどまることなくこぼれ落ちながら、山内は無我夢中でステージに立ち続けるも、観客の反応がにぶっていく。濱家は笑いを申告した観客の数を指さし、「こんなに泣いてるのに、(目標人数の)800人、いかへん(笑)」と大ウケすると、山内はさらに大粒の涙を流した。

このチャレンジが終わると、濱家は「こんなに長時間やってたら、わけわからんこと起きるねんな……」とぼう然とした上で、「ちょっとこわいねんけど……。あんなに涙が出てくるって」との涙の真相の追及に、山内は「目に何かが入ったとかじゃないねん」と自分の身に起こった突然の出来事に困惑すると、川原は「自分のボケが目に染みた?」と問いただし、笑いを誘っていた。

■#6では

続けて放送された#6では、ついに残すお題はひとつのみとなり、その最後のチャレンジとして、観客全員を笑わすことができれば、カジノの軍資金となる賞金が一気に手持ちの3倍の大勝負となる。その内容は、数あるモノのなかからひとつ選び、そのアイテムのみで10分間、ひたすら笑いを取る“モノボケ”だと明かされると、ストイックなルールにメンバー全員が戦慄する。チャレンジャーを決める話しあいでメンバーたちが顔を見あわせるなか、「行こうか」と山内が挙手すると、濱家は「目、バキバキや(笑)」と緊張する山内の肩をたたいて緊張をほぐし、ステージへ送り出す。

ボウリングピン、サングラスなどのモノボケアイテムが並ぶなか、山内は「ひとつに見せかけて、“杵、臼、台車”と3つアイテムがある」という理由で餅つき道具を選択する。幾多のステージをこなしてきた山内は、手慣れた様子でモノボケをくり広げ、順調に観客を笑わせていく。700人まで数字を伸ばすも、そこから勢いがピタリと止まる。

苦悶する山内に対し、濱家が「いいよ。目がキマってきてる。限界超えてるよ」とエールを送ると、山内は意を決した様子で息をはき、横に倒した臼の上に乗って、器用に転がしながら進んでいく。自ら「俺、こんなことできるの?」ときょとんとするなか、運動神経の良さに注目が集まる山内のみごとな“奇跡の一芸”に、観客たちは拍手喝采となり、みごと観客全員の笑いをかっさらい、海外カジノの軍資金として「677万1千円」もの大金ゲットに成功する。

メンバーたちは「おめでとう」「スゴいよ」「素晴らしい」と山内の健闘を称えると、この大団円に濱家の目には光るものが……。気を取り直して「お前がやってたのは、モノボケではなく大道芸や」と濱家らしいツッコミを入れ、笑いのステージのフィナーレを締めくくった。

かまいたちがMCを務めるABEMAオリジナル新バラエティ番組「かまいたちの笑賭け」/(C)AbemaTV,Inc.