将来は当たり前に?

運用要領などを実証

海上自衛隊は2024年2月9日、初めて輸送用UAV(無人航空機)による海自艦艇への物資輸送の実証を行ったと発表。その映像を公開しました。

輸送用UAVの運用要領の実証が行われたのは、館山航空基地と横須賀基地(船越地区)です。1月22日から2月2日にかけ、川崎重工が保有する「K-RACER-X2」を使用したとしています。

「K-RACER-X2」は、無人ヘリコプターの実証機で、国内で開発された無人機では最大の貨物搭載能力を持ちます。ドローンで運ぶことが難しい貨物も輸送することが可能です。

輸送用UAVは、広域に分散して展開する部隊などに対し、速やかに補給物資を届ける用途などが想定されています。海上自衛隊は、今後もこうした無人アセット防衛能力を強化していく方針です。

横須賀基地に配備されている「くまの」(画像:海上自衛隊)。